ARCHITECTURE
藤森照信の新作茶室、《低過庵》が期間限定公開中!
October 4, 2017 | Architecture | casabrutus.com | text_Keiko Kusano
藤森照信の故郷、茅野市にまたひとつ、新作の茶室が登場しました。竪穴式茶室、その名も《低過庵(ひくすぎあん)》です。
国の特別史跡「尖石石器時代遺跡」がある長野県茅野市は、縄文時代の集落研究先駆けの地としても知られている。現在、茅野市で行われている3年に一度の『八ヶ岳JOMONライフフェスティバル』では、《縄文アートプロジェクト 2017》としてさまざまな取り組みを展開しているが、その目玉として行われたのが、藤森照信の新作茶室《低過庵》の制作ワークショップだ。2017年7月から8月にかけてのべ8日間にわたり、多くの人々が参加して完成にこぎつけた。
《低過庵》が設置されたのは、2004年に制作した茶室《高過庵》のある敷地だ。同じくワークショップで制作された《空飛ぶ泥舟》も、2011年にこの敷地に移設されたため、藤森照信の3つの特徴的な茶室が揃うことになった。現在、《低過庵》に入室できる一般公開を開催中。詳細を確認の上、ぜひ現地を訪れてほしい。
《低過庵》
長野県茅野市宮川高部、神長官守矢史料館近く。入場無料。10月4日、8日、9日、12日、15日、20日、22日(日によって公開時間は異なる)。