DESIGNPR
未来に触れるアイデアで、 次なる豊かさを提案する。|ミラタップデザインアワード2024
『カーサ ブルータス』2025年4月号より
| Design | PR | text_Yoshinao Yamada
2024年10月、新たな社名となった〈ミラタップ〉。住宅設備のオンライン販売で知られる同社が、若手の登竜門となったデザインコンペを開催しました。
●Casa BRUTUS賞《Madori SWITCH》エイブルデザイン 高橋和也
オンラインで住宅設備機器の販売を行う〈ミラタップ〉が開催するデザインコンペ「ミラタップデザインアワード」は、建築家やデザイナーの登竜門として愛される。9回目を迎えた今年は、施工事例部門とプロダクトデザイン部門合わせて443点の応募があった。住宅設備や建築資材の新たなアイデアを募るプロダクトデザイン部門のテーマは「未来のくらしを楽しく、美しく。」。応募作272点からカーサ ブルータス賞を受賞したのは高橋和也。住宅設備に欠かせない照明のスイッチを、家の間取りそのままにレイアウトする《マドリスイッチ》だ。
「建築やデザインをエンターテインメントの視点から切り取る弊誌が選びたくなる面白いアイデア。近年は、デザインされていないインダストリアルなスイッチパネルが好まれる傾向にありました。デザインをしないことがデザイン好きの嗜好に合うという逆転現象に対し、間取り図をそのままスイッチにするというデザインでさらに問い返す点にも魅力を感じます。技術面や使いやすさという点で疑問も残りますが、昨今、多い間取り好きに響くのではないでしょうか。ブロックのようにスイッチをカスタマイズするなど、まだまだ可能性を感じる点も評価しました」と、本誌編集長の西尾洋一。
「建築やデザインをエンターテインメントの視点から切り取る弊誌が選びたくなる面白いアイデア。近年は、デザインされていないインダストリアルなスイッチパネルが好まれる傾向にありました。デザインをしないことがデザイン好きの嗜好に合うという逆転現象に対し、間取り図をそのままスイッチにするというデザインでさらに問い返す点にも魅力を感じます。技術面や使いやすさという点で疑問も残りますが、昨今、多い間取り好きに響くのではないでしょうか。ブロックのようにスイッチをカスタマイズするなど、まだまだ可能性を感じる点も評価しました」と、本誌編集長の西尾洋一。
●最優秀賞《Integration》zeal architects 渕上達矢
審査委員長を務めたプロダクトデザイナーの倉本仁は「応募者の多くが〈ミラタップ〉らしさを掴んでいるように思う」と言う。最優秀賞やミラタップ賞をはじめ、各賞がそうした視点を備える。
「ミラタップは、空間に溶け込むミニマルなプロダクトでありながらアイデアが宿るものを大切にしています。デザイナーにはユーザーの使い心地とともに、企業の哲学を社会に届けようとデザインする側面もあります。ミラタップが掲げるのは『くらしを楽しく、美しく。』。そして新たな社名が示すようにミライにタップする視点が重要です。現状の最適解をしっかり作るという課題に応え、調和したデザインがミラタップの製品なのです。今回は受賞作を通じて、それを指し示すこともできたのではないでしょうか」
「ミラタップは、空間に溶け込むミニマルなプロダクトでありながらアイデアが宿るものを大切にしています。デザイナーにはユーザーの使い心地とともに、企業の哲学を社会に届けようとデザインする側面もあります。ミラタップが掲げるのは『くらしを楽しく、美しく。』。そして新たな社名が示すようにミライにタップする視点が重要です。現状の最適解をしっかり作るという課題に応え、調和したデザインがミラタップの製品なのです。今回は受賞作を通じて、それを指し示すこともできたのではないでしょうか」
Loading...
