FOOD
京のおやつと箸休め|〈from IRODORI〉生菓子。
June 15, 2016 | Food | a wall newspaper | photo_ Kunihiro Fukumori text_Shoko Nishimura
世界中の人が最も訪れたい町、京都。その玄関口であるJR京都駅に店を構える老舗の新店。こちらだけで扱う和菓子をご紹介。
世界各国からやってくる観光客を迎える京都の玄関口・JR京都駅。新幹線の八条口にあるこちらは享和3(1803)年創業の菓子司〈鶴屋吉信〉の直営店。「京観世」や「柚餅」といった銘菓で知られるが、この店ではちょっとモダンな和菓子を限定販売。とはいえそこは老舗。淡い色で表現し、上品な色合わせは平安時代の装束を思わせる。従来の和菓子と同じ素材を使用し、あんを包んだ生地はもちもちとした外郎。新味は5点のうち季節替わりの生地とあんで作る1点にあり、レモン風味やリンゴ風味など今までなかった爽やかな甘味が楽しめる。時代に添う和菓子の新境地。お土産にも重宝しそうだ。
1箱5個入り1,300円。
〈イロドリ〉
新幹線八条口の改札口の目の前にあり、旅の疲れを癒せるカフェを併設。
京都市下京区東塩小路町8-3 JR京都駅八条口1Fアスティロード内 TEL 075 574 7627。9時〜21時(カフェ〜20時LO)。無休。