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オラ・イトとヴァシュロン・コンスタンタンとの世界100本限定のコラボレーション。

November 4, 2024 | Fashion, Art, Design | PR | text_Shigeo Kanno

〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉の名作《パトリモニー》の誕生20周年を記念して、《パトリモニー・オートマティック》が登場。気鋭のフランス人デザイナーのオラ・イトとのコラボレーションによって生まれた贅沢な一本とは？

フランス・マルセイユ生まれのデザイナー、オラ・イト。

《パトリモニー・オートマティック》5,280,000円　径40mm、自動巻き、18Kイエローゴールド製ケース、アリゲーターレザーストラップ。

デザイナーのオラ・イト。2019年からメゾンの「One of Not Many（少数精鋭の一員）」キャンペーンにタレントとして参加。

「Simplexity／シンプレキシティ」という概念を具現化した《パトリモニー・オートマティック》。

バーガンディのカーフスキンストラップが付属。

2004年の誕生以来、〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉の代表するコレクション《パトリモニー》。1957年に〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉が発表したタイムピースから着想を得たというコレクションは、メカニカルな卓越性を組み合わせる時計製造の歴史と伝統と共に、ミニマリズムの美学を感じさせる。

そんな《パトリモニー》の誕生20周年を記念して、デザイナーでメゾンの「One of Not Many（少数精鋭の一員）」のタレントであるオラ・イトとのコラボレーションウォッチ《パトリモニー・オートマティック》を発表した。オラ・イトは、フランス・マルセイユ生まれのデザイナーで、マルセイユにあるル・コルビュジエの代表作〈Cité radieuse（輝く都市）〉のルーフテラスにMAMOというアートセンターを作ったことでも知られる人物。

〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉とは、2019年から「One of Not Many（少数精鋭の一員）」のタレントとして広告に登場し、「良いデザインとは使い捨てのものではなく、永遠に残るように本質を見据えてデザインされたものである」と述べている。

美しいイエローゴールドのワントーンデザイン。

新作《パトリモニー・オートマティック》は、ゴールドのワントーンの統一感がシンプルかつ上品な印象。

メゾンが1957 年に発表した《リファレンス6187》は、超薄型ムーブメントを搭載。

メゾンが1957 年に発表した《リファレンス6179》。

そんな彼が手がけた今作《パトリモニー・オートマティック》は、「Simplexity(シンプレキシティ)」という概念を具現化したもの。これは、難解で複雑な問題に対して(complex)、シンプルな対策(simlicity)を提案することを意味する言葉で、オラ・イトのシグネチャーとも言える概念。それを見事に具現化したのが《パトリモニー・オートマティック》だ。

イエローゴールド製のケースに収められたモノトーンデザインが特徴で、同系色のゴールド文字盤に光を捉えて輝く無数の同心円の連なりが施されている。さざ波のように広がるサークル模様は、湾曲した文字盤の表面と呼応している。サファイアクリスタルのケースバックは、時分秒、日付を表示する自社製自動巻きキャリバー2450に加え、ペルラージュ仕上げが施されたメインプレート、コート・ド・ジュネーブ模様で飾られたブリッジ、マルタ十字から着想を得たローターなどを見ることができる。

また、丸みを帯びたエッジのレクタンギュラー型のフォルムでアクセントが添えられたバーガンディのカーフスキンストラップが付属。時計のヴィンテージな個性を強調し、ケースとダイヤルの円形とのコントラストを際立たせている。そんなスペシャルな顔を持つ《パトリモニー・オートマティック》は、世界限定100本。ぜひ、手に取ってみたい。