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泥のモスク
BEST ARCHITECTURE

泥のモスク

Great Mosque of Djenne(1907)

  • Photo: Yayoi Arimoto
  • Text: Tatsuo Iso

1907年再建。13世紀、サハラ砂漠の南にあるアフリカの交易都市ジェンネで、この地域を治める王が、イスラム教への改宗を機に建設。その後の戦乱で破壊されたが、20世紀初頭に再建されて現在に至る。日干しレンガを積んで建造された建物としては世界最大とされ、広さは約50m四方。頂部にダチョウの卵を載せた中央の塔は約20mの高さをもつ。表面は泥で塗り固められており、その傷みを補修する作業を、地域住民が総出で毎年行っている。壁から突き出ているのは、補強材として躯体の中を通っているヤシ材の一部。先端部は壁の塗り替えの際、足場としても機能する。内部にもどっしりとした土の柱が90本、建ち並んでいる。ジェンネ旧市街として1988年に世界遺産に登録。ジュンネはマリ共和国モプティ州にある都市で、首都バマコからは自動車で10時間ほど。

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