DESIGN
よく切れて美しい。料理が美味しくなる包丁10選。
March 6, 2023 | Design | casabrutus.com | photo_Naoki Seo text_Masae Wako Styling_Makiko Iwasaki
ある料理家がこう言った。「料理上手になる一番の近道は、いい包丁を持つことです」。スパッと切れる美しい包丁があれば調理が楽しくなるし、料理は確実においしくなる。日本の鍛冶職人が打つ鋼の包丁、フレンチの名シェフが考えたナイフ、そして、人気デザイナーによる才色兼備な包丁を合わせて全10点。相性のいいまな板も紹介します。
●〈大塚刃物鍛冶〉料理家も愛用! 鍛冶職人が打つハガネの包丁。
トマトでもリンゴでも、刃を当てた瞬間にストンと包丁が落ち、切った後もスッと刃離れする。〈大塚刃物鍛冶〉の包丁は、鳥取県八頭郡智頭町(やずぐんちづちょう)の工房で、鍛冶職人の家系を継ぐ職人・大塚義文が作っている。この包丁を愛用し、工房を訪れたこともあるという人気料理家は、真っ赤に熱した鋼(はがね)の塊を打つ大塚の様子を、“まさに『鬼滅の刃』の炭治郎の世界!” と語っていた。
刃の材料は島根県安来(やすき)市で作られる希少な安来鋼。鋼を炉の中に入れ、炎をあげるコークスで熱して地鉄で挟み、叩いて伸ばす「鍛造」の工程を何度も何度も繰り返す。一丁ずつ時間をかけて手打ちされた刃物は、堅さと柔らかさ、強さと粘りを併せ持つ。
そしてなんといっても美しいのは、皮がついたままの山桜で作られる柄の部分だ。自然の造形を生かした形は、使えば使うほど手になじみ味わいを増す。これぞ一生ものの包丁ナリ。
取り扱いショップ
CIBONE 公式サイト
刃の材料は島根県安来(やすき)市で作られる希少な安来鋼。鋼を炉の中に入れ、炎をあげるコークスで熱して地鉄で挟み、叩いて伸ばす「鍛造」の工程を何度も何度も繰り返す。一丁ずつ時間をかけて手打ちされた刃物は、堅さと柔らかさ、強さと粘りを併せ持つ。
そしてなんといっても美しいのは、皮がついたままの山桜で作られる柄の部分だ。自然の造形を生かした形は、使えば使うほど手になじみ味わいを増す。これぞ一生ものの包丁ナリ。
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