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テレンス・コンランに迫る日本初の展覧会が〈東京ステーションギャラリー〉で開催中!
『カーサ ブルータス特別編集ムック』【令和版】理想の暮らしが買える店 3より
November 16, 2024 | Design | PR | photo_Satoshi Nagare text_Masae Wako
1973年にロンドンで生まれ、94年に日本に上陸。日本のショップの在り方とライフスタイルにも大きな影響を与えた〈ザ・コンランショップ〉。創始者のテレンス・コンラン(1931〜2020)は、88年の生涯を通してデザインが暮らしを豊かにすることを信じ、「ショップ」によってデザインを表現してきた。彼の膨大な仕事と人物像を一望する日本初の展覧会が、2025年1月5日まで〈東京ステーションギャラリー〉で開催中です。
「モノを売るだけでなく、人々が憧れつつも簡単に手に入れることができるような、暮らしのスタイルのお手本も売っていた」
これは1973年のロンドンで〈ザ・コンランショップ〉を始めたテレンス・コンランが、その前身ともいえるセレクトショップ〈ハビタ〉について語った言葉。
これは1973年のロンドンで〈ザ・コンランショップ〉を始めたテレンス・コンランが、その前身ともいえるセレクトショップ〈ハビタ〉について語った言葉。
「テレンスは50年も前に、今でいうライフスタイルショップを世界に先駆けて作った人。そしてこの形態が最も深く根づいたのは、94年に〈ザ・コンランショップ〉が初上陸した日本だと思うんです。モノのセレクトだけではなく、お店のディスプレイやグラフィックを使った宣伝もそう。今僕らがやっていることって、実はみんなコンランが始まりだったんだよ、と」
こう話すのはコンランショップ・ジャパン代表取締役社長の中原慎一郎さん。
こう話すのはコンランショップ・ジャパン代表取締役社長の中原慎一郎さん。
現在、そんなテレンスの仕事を俯瞰する展覧会が、〈東京ステーションギャラリー〉で開催中だ。10代でデザイナーの道を歩き始めたテレンスは、アーツ&クラフツ運動やバウハウスの影響を受けつつ、デザインの力で人々の生活や社会を変えていった。その足跡が300点以上のプロダクトや愛用品などと共に紹介されている。原点となったテキスタイルや食器にまつわるコーナーでは、学生時代の貴重な作品やデッサンも展示。
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