CULTURE
バービーの「自邸」はデザイン史の集大成です。
『カーサ ブルータス』2023年5月号より
April 13, 2023 | Culture, Architecture, Design | a wall newspaper | photo_Evelyn Pustka for PIN–UP text_Mika Yoshida & David G. Imber
あのバービー人形の歴史を掘り下げて紹介するビジュアル本が、デザイン好きの間で今話題です！
1962年｜時代を先取りした初代〈ドリームハウス〉。 最初のバービーハウス。イームズやノールを連想させる家具のほか、壁には大学のペナントが。キッチンはない。理想は良妻賢母な専業主婦というドールハウスの既成概念を打破。
バービー人形が住んだ「自邸」の遍歴を、建築の観点からまとめたビジュアル本『バービー・ドリームハウス』が異例の大ヒットとなっている。
1974年｜家具にこだわった3階建ての〈タウンハウス〉。 70年代には3階建て・6部屋のグルーヴィなタウンハウスに。ル・コルビュジエが提唱した「メゾン・ドミノ」の遺伝子が感じられる。
ヴェルナー・パントンぽいイスも。
1962年に誕生し、今年61歳を迎えるバービーのファッションと部屋のインテリアの数々は、ミッドセンチュリー以降の建築とインテリアの変遷そのものだ。
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