DESIGN
1本ずつ手作りする〈イイダ傘店〉15周年展。
| Design | casabrutus.com | text_Akio Mitomi editor_Keiko Kusano
傘作家の飯田純久が主宰する個人オーダーの傘屋〈イイダ傘店〉が15周年を迎え、東京・青山の〈スパイラルガーデン〉で記念展覧会『翳す(かざす)』を開催する。
東京・武蔵野市にアトリエがある〈イイダ傘店〉は、傘作家の飯田純久が主宰する個人オーダーの無店舗傘屋。受注会で全国を巡回、雨傘や日傘を生地から制作し、1本ずつ手作りしている。ほかには布ものや紙ものを制作、映画・舞台などのための傘制作や、キャンバスバッグの〈TEMBEA〉など、異業種とのコラボレーションも行っている。
今回の展覧会『翳す(かざす)』では、これまで発表してきた100本以上の傘を使ったインスタレーションが〈スパイラルガーデン〉の大空間をカラフルに彩る。あわせて飯田によるスケッチやテキスタイルデザイン、染、機織、傘骨、ハンドル加工といった職人の現場映像、〈イイダ傘店〉のアトリエ再現など、さまざまな側面から傘作りの世界を紹介する。
会場ではこれまで発表した中から好みの生地を選べるアーカイブ受注会を同時開催。2Fの〈スパイラルマーケット〉ではポップアップショップをオープン、〈イイダ傘店〉の15年を支えてきた職人や関係者の視点から振り返る冊子『イイダ傘店の十五 43voices』や1点ものの限定商品、小物、紙ものなどを販売する。また1Fの〈スパイラルカフェ〉ではイイダ傘店監修特別メニューが登場。7Fのネイルサロン〈Naila〉でも、傘のテキスタイルデザインを元にしたネイルアートを提供する。
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