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改装を経てグランドオープン! 鈴木啓太が体感する〈リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション〉。
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改装を経てグランドオープン! 鈴木啓太が体感する〈リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション〉。

| Travel, Architecture, Design, Food | PR | photo_Haruhi Okuyama   text_Mari Matsubara

大阪・中之島の老舗ホテル〈リーガロイヤルホテル大阪〉がIHGホテルズ&リゾーツのラグジュアリー&ライフスタイルブランド「ヴィニェット コレクション」に仲間入り。伝統を継承した部分と、改装・変革によって加わった新たな魅力を、プロダクトデザイナーの鈴木啓太さんが実際に宿泊して体感しました。

新しくなった「オールデイダイニング リモネ」でくつろぐ鈴木啓太さん。
新しくなった「オールデイダイニング リモネ」でくつろぐ鈴木啓太さん。

⚫︎伝統と安らぎが同居する、メインラウンジ

メインラウンジに置かれたスタインウェイのピアノは、奏者の演奏を記録し、鍵盤の微妙なタッチまで再現できる機能を備えた最新鋭モデル。リニューアルを機に導入された。時間帯によって異なる曲を演奏する。
メインラウンジに置かれたスタインウェイのピアノは、奏者の演奏を記録し、鍵盤の微妙なタッチまで再現できる機能を備えた最新鋭モデル。リニューアルを機に導入された。時間帯によって異なる曲を演奏する。
着物姿の女性がサービスするメインラウンジは、1973年にイーストウイングが開業した当時とほぼ変わらない。全体の意匠設計は吉田五十八。曲水の宴をイメージした水の回廊を中央に配し、金箔や金砂子をちりばめた蒔絵を研ぎ出した高さ約8mもの柱が圧巻だ。
着物姿の女性がサービスするメインラウンジは、1973年にイーストウイングが開業した当時とほぼ変わらない。全体の意匠設計は吉田五十八。曲水の宴をイメージした水の回廊を中央に配し、金箔や金砂子をちりばめた蒔絵を研ぎ出した高さ約8mもの柱が圧巻だ。
メインラウンジの吹き抜け天井には、造形作家・多田美波のデザインによるシャンデリア《紫雲》が。約10cmの棒状クリスタルガラス25万個を4万5千本の鉄線で吊り、電球を覆っている。これも開業当時のまま。
メインラウンジの吹き抜け天井には、造形作家・多田美波のデザインによるシャンデリア《紫雲》が。約10cmの棒状クリスタルガラス25万個を4万5千本の鉄線で吊り、電球を覆っている。これも開業当時のまま。
2階ロビーから見下ろすと花のように見えるアームチェア。これも1973年当時からレザーを張り直して使っている。カーペットの水面のような模様も水の回廊にちなんで、また水運で栄えた大阪を象徴している。
2階ロビーから見下ろすと花のように見えるアームチェア。これも1973年当時からレザーを張り直して使っている。カーペットの水面のような模様も水の回廊にちなんで、また水運で栄えた大阪を象徴している。
メインラウンジに置かれたスタインウェイのピアノは、奏者の演奏を記録し、鍵盤の微妙なタッチまで再現できる機能を備えた最新鋭モデル。リニューアルを機に導入された。時間帯によって異なる曲を演奏する。
着物姿の女性がサービスするメインラウンジは、1973年にイーストウイングが開業した当時とほぼ変わらない。全体の意匠設計は吉田五十八。曲水の宴をイメージした水の回廊を中央に配し、金箔や金砂子をちりばめた蒔絵を研ぎ出した高さ約8mもの柱が圧巻だ。
メインラウンジの吹き抜け天井には、造形作家・多田美波のデザインによるシャンデリア《紫雲》が。約10cmの棒状クリスタルガラス25万個を4万5千本の鉄線で吊り、電球を覆っている。これも開業当時のまま。
2階ロビーから見下ろすと花のように見えるアームチェア。これも1973年当時からレザーを張り直して使っている。カーペットの水面のような模様も水の回廊にちなんで、また水運で栄えた大阪を象徴している。
〈リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション〉は、その前身〈新大阪ホテル〉が開業した1935年から数えて今年で90周年を迎えた。1965年には〈新大阪ホテル〉が運営する新しいホテルとして現在の立地の一角に〈大阪ロイヤルホテル〉を開業(現在のウエストウイング)。1973年にはイーストウイングが竣工し、1997年、〈リーガロイヤルホテル〉に改名。そして2025年4月1日からIHGの最新ラグジュアリー&ライフスタイルブランドであり、初のコレクションブランドである「ヴィニェット コレクション」に加盟し、〈リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション〉として新たなスタートを切っている。1965年と1973年のホテル建設の際に、意匠設計として参画したのが近代数寄屋建築の巨匠・吉田五十八だ。

メインラウンジは、吉田五十八が手がけた意匠がほとんど変わらぬまま継承されている。正面玄関から入りメインロビーを抜けると、目の前に広がる吹き抜けの空間。窓の外には昭和の造園家・荒木芳邦によるカヤの木と竹藪の庭園が迫り、落差10mの滝が清麗な水を感じさせる。金蒔絵の柱の間にゆったりと間隔が保たれたテーブル席の配置。その中央には水の回廊が巡らされている。頭上にはたなびく雲を想像させるクリスタルガラスのシャンデリア。あの時代にしか成し得なかったであろう贅沢な空間づくりは、まさに「ヴィニェット コレクション」が提唱する「唯一無二の滞在」を感じさせる。

西ロビーでは15時から17時30分の間、大阪伝統の振舞い茶をサービスするなど、思い出に残るリチュアル(儀式)があるのも、「ヴィニェット コレクション」の特徴だ。

「土佐派による源氏絵屏風や、梅原龍三郎や小出楢重など近代日本画の名画が随所に飾ってあるのが、さすが歴史あるホテルだと思います。そういうものってお金には替えられない価値で、それをちゃんと残してあるのが素晴らしいですね。このラウンジも、今の時代ではとうてい設計できないような非日常空間ですよ。今の感覚だと、営業効率を考えて席数をもっと増やそうという発想になりがちですが、そうではなくて、リニューアルをしながらもいい意味での無駄や余白が残されているのが、他のホテルには真似できない価値なのだと思います」
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