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手仕事とアートに彩られた歴史をめぐる旅。『ロエベ クラフテッド・ワールド』が開催中です。
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手仕事とアートに彩られた歴史をめぐる旅。『ロエベ クラフテッド・ワールド』が開催中です。

『カーサ ブルータス』2025年5月号より

| Design, Architecture, Art, Fashion | PR | photo_Satoshi Nagare   text_Mari Matsubara

職人技とイノベーションから生み出されるプロダクトや、アーティストとのコラボ作品など、ロエベの伝統と革新を紹介する大型展覧会が日本に上陸。OMAとともに手がけた会場デザインにも要注目です。

【ROOMS:ブランドの多様な側面に出会う展示室】会場は7章構成になっており、さまざまな視点でロエベのクリエイションを体感できる。写真はマドリード・セラーノ通り店を飾った緑メノウ石の装飾板(レプリカ)などを展示する第1章「手から生まれたもの」。
【ROOMS:ブランドの多様な側面に出会う展示室】会場は7章構成になっており、さまざまな視点でロエベのクリエイションを体感できる。写真はマドリード・セラーノ通り店を飾った緑メノウ石の装飾板(レプリカ)などを展示する第1章「手から生まれたもの」。
ブランドのアトリエを再現した第2章「ロエベのアトリエ」。アイコンバッグが形になるまでの過程を紹介する。
ブランドのアトリエを再現した第2章「ロエベのアトリエ」。アイコンバッグが形になるまでの過程を紹介する。
【ROOMS:ブランドの多様な側面に出会う展示室】会場は7章構成になっており、さまざまな視点でロエベのクリエイションを体感できる。写真はマドリード・セラーノ通り店を飾った緑メノウ石の装飾板(レプリカ)などを展示する第1章「手から生まれたもの」。
ブランドのアトリエを再現した第2章「ロエベのアトリエ」。アイコンバッグが形になるまでの過程を紹介する。
創業は1846年。マドリードでレザー職人の集団として始まり、ファッションブランドへと進化を遂げてきた歴史と、そのクリエイションに影響を与えたさまざまなアートピース、アーティストとの共創などを紹介しながら、来場者がインタラクティブに楽しめる『ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界』が上海での展示を経て東京・原宿にやってきた。ロエベの豊かな歴史を軸に、7章構成の会場を手がけた建築設計事務所OMAのアソシエイト、ジュリオ・マルゲリに話を聞いた。
「限界なきファッション」の章ではジョナサン・アンダーソンが手がけたルック54体が一堂に。まるでショー会場にいるかのような没入感で、作品を間近に見ることができる。
「限界なきファッション」の章ではジョナサン・アンダーソンが手がけたルック54体が一堂に。まるでショー会場にいるかのような没入感で、作品を間近に見ることができる。
「展覧会の始まりとなる『手から生まれたもの』の部屋では、マドリードの第1号店の写真や1940年代のウィンドウディスプレイのデザイン画などアーカイブ資料を展示すると同時に、セレブリティが着た衣装やショーの招待状、音楽、香りなど、五感でロエベの歴史を感じてもらいます。こうした設計は歴史資料に詳しいアーキビストたちとの対話から生まれました」
【CRAFT:アートや工芸との融合で生まれるもの】「クラフトによる連帯」の部屋では、南アフリカのバスケット職人や中国の竹細工師など、世界中の職人とコラボしたプロジェクトを展示。ロエベ財団が継続的に支援する京釜師・大西清右衛門家のドキュメンタリー映像や、石塚源太による漆塗りの彫刻、渡部萌の胡桃樹皮を使ったかごなど、日本人アーティストとの協働にも注目。来場者の目線に合わせた高めの台や床はMDF材で、打ち放しコンクリートのような質感を塗装で表現している。写真手前は「ロエベ財団 クラフトプライズ2022」特別賞、アンディル・ディヤルヴァーヌによる施釉した炻器。中央に同プライズ2019大賞受賞、石塚源太の漆塗り彫刻《Surface Tactility #11》。
【CRAFT:アートや工芸との融合で生まれるもの】「クラフトによる連帯」の部屋では、南アフリカのバスケット職人や中国の竹細工師など、世界中の職人とコラボしたプロジェクトを展示。ロエベ財団が継続的に支援する京釜師・大西清右衛門家のドキュメンタリー映像や、石塚源太による漆塗りの彫刻、渡部萌の胡桃樹皮を使ったかごなど、日本人アーティストとの協働にも注目。来場者の目線に合わせた高めの台や床はMDF材で、打ち放しコンクリートのような質感を塗装で表現している。写真手前は「ロエベ財団 クラフトプライズ2022」特別賞、アンディル・ディヤルヴァーヌによる施釉した炻器。中央に同プライズ2019大賞受賞、石塚源太の漆塗り彫刻《Surface Tactility #11》。
次なる部屋は「スペインへようこそ」。母国スペインの自然や風土がデザインにどのように影響を与えたかを理解できる展示だ。

「壁面の開口部を覗き込むと、スペインの森の風景や海辺を思わせる演出の中に、その風土と伝統工芸にインスパイアされたプロダクトが展示されています」
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