FASHION
ストーンアイランドのアーカイブ展が開催中。
October 1, 2019 | Fashion | casabrutus.com | photo_Naoto Date text_Neo Iida
〈STONE ISLAND〉初のアーカイヴ展が、10月6日まで原宿の〈BA-TSU ART GALLERY〉で開催中。クリエイティブディレクター、カルロ・リヴェッティにインタビュー。
1982年の創業から37年の月日を経た今、〈STONE ISLAND〉が世に送り出したアイテムは1万点以上にも及ぶという。クリエイティブディレクターのカルロ・リヴェッティは、その膨大なアーカイヴの中から48点のアイテムを選りすぐり、1階から2階にかけて展示した。一着一着を眺めながらブランドの37年の歩みがわかる壮大な展示となっている。また、〈STONE ISLAND〉が大切にしている生地の制作行程について、よりクローズアップするためのムービーも紹介している。
日本では、2018年9月、南青山にフラッグシップストアがオープン。今回日本で初個展を開くことになったのは、その時の体験が軸になっているという。展示に際して来日したカルロに話を聞いた。
──日本で初めての展示を行ったきっかけを教えてください。
「昨年、日本にフラッグシップストアができた時、多くの若い人に出会いました。みなさん私たちの服に情熱的な愛着を持ってくれていて、これまで作ってきた作品を楽しんでもらえるだろうなという手応えを感じました。我々はファッションブランドではありません。技術の開発において、繊維の加工処理の方法や、使う繊維をどうデザインするか、という点にこだわってきたブランドなんです。そのことをもっと知ってほしいし、日本の人たちが見たことがない過去の作品も、ぜひ見てもらいたいと思いました」
──過去の服も、いちばん新しい服も、すべて今シーズンの服です、ともいえるような佇まいが印象的でした。
「それが〈STONE ISLAND〉のDNAなんです。1982年の作品から最新作にいたるまで、〈STONE ISLAND〉の服には一貫してブランドのDNAが息づいています。それが伝わるよう、その年を象徴する、画期的な服を選びました。でも、それもすごく大変だったんですよ。アーカイブルームに入ると泣いてしまうんです(笑)。だって自分の人生が全て詰まっているんですから。自分たちが思っていた以上にすごいものができた時の喜びもありました。研究開発を重ねて、出来上がった時の感動が蘇ってしまって」
「昨年、日本にフラッグシップストアができた時、多くの若い人に出会いました。みなさん私たちの服に情熱的な愛着を持ってくれていて、これまで作ってきた作品を楽しんでもらえるだろうなという手応えを感じました。我々はファッションブランドではありません。技術の開発において、繊維の加工処理の方法や、使う繊維をどうデザインするか、という点にこだわってきたブランドなんです。そのことをもっと知ってほしいし、日本の人たちが見たことがない過去の作品も、ぜひ見てもらいたいと思いました」
──過去の服も、いちばん新しい服も、すべて今シーズンの服です、ともいえるような佇まいが印象的でした。
「それが〈STONE ISLAND〉のDNAなんです。1982年の作品から最新作にいたるまで、〈STONE ISLAND〉の服には一貫してブランドのDNAが息づいています。それが伝わるよう、その年を象徴する、画期的な服を選びました。でも、それもすごく大変だったんですよ。アーカイブルームに入ると泣いてしまうんです(笑)。だって自分の人生が全て詰まっているんですから。自分たちが思っていた以上にすごいものができた時の喜びもありました。研究開発を重ねて、出来上がった時の感動が蘇ってしまって」
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