ART
部屋に飾れるソーセージです。
| Art, Design, Food | a wall newspaper | photo_Yuki Matsuo editor_Yuka Uchida
布でできたソーセージのオブジェ。ただそれだけなのに、ニューヨークのミュージアムショップでも人気アイテムなんです。
ホイットニー美術館でも売っています!
ニューヨーク在住の松尾由貴さんが〈ユキ&ドーターズ〉の屋号で作る布製のソーセージ。もともと作っていたプリッツェルのオブジェがホイットニー美術館のスタッフの目に留まり、ミュージアムショップのエクスクルーシブアイテムを依頼されたんだそう。
Q ホイットニー美術館のためのアイテムがなぜソーセージに?
美術館が移転したのはミートパッキングエリア。元は肉屋街だったエリアです。何か土地につながりのあるアイテムを作りたかったので、そこからソーセージが浮かびました。ニューヨークにはドイツやポーランド系の移民が営む加工肉専門店がたくさんあって、それ自体が、多人種が暮らすこの街らしさを表していると思うんです。
Q そもそもなぜ食べ物を布で?
学生時代はファッションデザインを学んで、その後は東京でスタイリストの仕事をしていました。ニューヨークに移り住んだのは28歳のとき。英語は全くできなくて、そんなときコミュニケーションツールになってくれたのが日本から持ってきたミシンだったんです。趣味で作り始めたプリッツェルを、友達のやっていた〈KIOSK〉というギフトショップに不定期で置いてもらっていました。
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