ARCHITECTURE
吉岡徳仁〈ガラスの茶室−光庵〉が、京都の檜大舞台でついに実現。
March 9, 2015 | Architecture | casabrutus.com | text_Mariko Uramoto editor_Akio Mitomi
4月9日より京都・山科の将軍塚青龍殿にて、吉岡徳仁による〈ガラスの茶室−光庵〉奉納展示される。2011年のヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展で模型が発表されたデザインが、現実に体験できる!
『光庵』は、透明なガラスで構築された茶室という小宇宙的な空間から、自然と一体化することで、日本の思想・文化の原点を見ることを目的とした吉岡徳仁による建築プロジェクト。2002年『透明な日本家屋』からスタートし、2011年にはヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展にて『光庵』の模型デザインが発表された。
その構想から約5年の時を経て、京都・フィレンツェ姉妹都市提携50周年を記念し〈ガラスの茶室−光庵〉が実現することに。今回の展覧場所となる将軍塚青龍殿は、かつて北野天満宮前にあった〈平安道場〉を大護摩堂として移築再建された木造建築。現在では入手することができない貴重な大木の檜材を用いた大舞台は、清水の舞台の約5倍、延べ床面積1,000㎡を超える大きさで、その中心に〈光庵〉は鎮座することとなる。
標高220mに建てられた境内は、京都市外を眼下に見下ろすことができる景勝の地としても知られており、冬の空気が澄んだ時期には、遠く比叡山や大阪までも見渡すことができる。また約3,000坪の庭園は、春になると桜や垂れ桃が咲き誇り、秋は紅葉であたり一面が深紅に染まる。夏には五山の送り火を眺めることができる名所だ。自然と一体化できるガラスの茶室で、四季折々の京都を感じながら静寂のひとときを。
標高220mに建てられた境内は、京都市外を眼下に見下ろすことができる景勝の地としても知られており、冬の空気が澄んだ時期には、遠く比叡山や大阪までも見渡すことができる。また約3,000坪の庭園は、春になると桜や垂れ桃が咲き誇り、秋は紅葉であたり一面が深紅に染まる。夏には五山の送り火を眺めることができる名所だ。自然と一体化できるガラスの茶室で、四季折々の京都を感じながら静寂のひとときを。
Loading...
Loading...