建築家・安藤忠雄がフランスのレジオン・ドヌール勲章コマンドゥールを受章。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

建築家・安藤忠雄がフランスのレジオン・ドヌール勲章コマンドゥールを受章。

2021年4月23日、フランス大使館にて叙勲式が執り行われ、建築家の安藤忠雄がフランスのレジオン・ドヌール勲章コマンドゥールを受章した。

右からフィリップ・セトン駐日フランス大使、量子科学技術研究開発機構理事長の平野俊夫、安藤忠雄、由美子夫人、駐日フランス大使夫人。
建築家の安藤忠雄が、フランスのレジオン・ドヌール勲章のコマンドゥールに叙された。フランスの最高勲章とされるレジオン・ドヌール勲章はナポレオン・ボナパルトによって1802年に創設。文化・科学・産業・商業・創作活動などで卓越した功績を残した人物に与えられ、日本の文化人では、これまで小説家の大江健三郎(コマンドゥール、2002年)、三宅一生(コマンドゥール、2016年)らが受章している。シュヴァリエ(5等)・オフィシエ(4等)・コマンドゥール(3等)・グラントフィシエ(2等)・グランクロワ(1等)が存在し、安藤は2005年のシュヴァリエに続く受章。

叙勲式を執り行ったフィリップ・セトン駐日フランス大使は「安藤忠雄という建築家が手がけた作品は、新しい建築の潮流を生み出すことに大きく貢献し、私たちの街の風景に宝石箱のような建物を贈ってくれた」とその功績を称える。

安藤は、受章の栄誉に「私はフランスという文化国家に憧れ、また、ル・コルビュジエが闘い続ける姿に感銘を受け、1965年にシベリア鉄道でパリへ行きました。その後、1982年にフランスの地で展覧会をさせて頂き、その後ポンピドゥーでも個展を開催しました。少しずつチャンスや縁を頂きながら憧れのフランスで挑戦をしてきました」と述べた。安藤がフランスで手がけた作品として、ユネスコ本部にある〈瞑想の空間〉、シャトー・ラ・コストの〈アートセンター〉などが挙げられるほか、現代美術館〈ブルス・ドゥ・コメルス〉が開館間近だ。

ユネスコ本部の〈瞑想の空間〉は円筒形をしておりますが、床に使用されている御影石は、1945年8月6日の広島原爆の被爆石。また、〈ブルス・ドゥ・コメルス〉も歴史的建造物の中に円筒形の建築を挿入しました。建築を通じて、地球は一つであるというメッセージを発信し続けたい」と言葉を寄せた。

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安藤忠雄

あんどう ただお 建築家。1941年大阪府生まれ。独学で建築を学び、1969年安藤忠雄建築研究所設立。代表作に〈光の教会〉〈ピューリッツァー美術館〉〈地中美術館〉など。1979年〈住吉の長屋〉で日本建築学会賞、1995年プリツカー賞など受賞多数。2017年に 国立新美術館にて開催された『安藤忠雄展- 挑戦-』が、パリ、ミラノに続いて中国・上海にて開催中。今回は、〈光の教会〉のみならず〈水の教会〉も原寸にて展示されている。

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