Good TOOLS For Me|愛用の豆皿を教えてください。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

Good TOOLS For Me|愛用の豆皿を教えてください。

『カーサ ブルータス』2018年7月号より

毎回3人のゲストに愛用の日用品を教えてもらうコーナー。今回は豆皿。小さくも思い入れのある一枚を語ってもらいました。

イイホシユミコさんの《ReIRABO》プレートS

光の感じによって表情が微妙に変わる。量産品とプロダクトの中間とあるがまさにそんな感じ。このシリーズの中では最小。
僕がまだパリに住んでいる頃から、ひもじい僕にいつも美味しいものを食べさせてくれる先輩がいて、その晩はたしか銀座で鮨(!)だったように思います。待ち合わせた表参道スパイラルでたまたま何か催しがあって、手にしたうつわ。イイホシユミコさんのもので、グレーにやや青、いや、やや緑? といった複雑な色合いが気に入っていただくことにしました。

鮨屋で僕の手荷物に気づいた先輩とこの豆皿の話になり、骨董品ばかり使っているんじゃないのかと言われましたが、いやいや、骨董も好きですが、こちとら(こんな鮨を含めた)美味しいもの好き、料理好き、うつわ好き。そしてそのどれに関しても新旧も洋の東西も見境ないのです。

パリの一人暮らしアパートではやはりアチラの料理を作ることが多く、豆皿の出番はほぼなかったものの、現在は家族で大皿にドン、あとはどうぞご自由にという食卓。こんな豆皿はいくつあってもまた欲しくなるとあって、日々目を光らせているのです(先輩のお誘いもお待ちしつつ)。

宮脇 誠 骨董商

みやわきまこと 東京・目黒区にある骨董屋〈ミヤワキモダン〉店主。昔取った杵柄でフランスモノが得意。兼業主夫だが最近は娘の小学校のPTAなど、主夫のほうが断然忙しい。