ART
名勝〈無鄰菴〉で、自然光のもと若冲の作品を堪能!
November 17, 2017 | Art, Travel | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa
描かれた当時と同じように、自然光の中、若冲の作品を観る。自然光のもと、若冲が露出展示で鑑賞できます。
明治時代に造営された政治家山縣有朋の別荘で、現在は京都市所有となっている名勝〈無鄰菴(むりんあん)〉が、2018年1月27日、28日の2日間、特別講座『日本の絵画を知る』の第2弾として、『自然の光で見る若冲Vol.2』を実施する。
『自然の光で見る若冲Vol.2』は、今年10月に開催され、好評だった自然光で日本画を鑑賞する企画の第2弾。普段は美術館のガラスケースの向こう側で人工の明かりに照らされている伊藤若冲や若冲派の画家による名画を、名勝〈無鄰菴〉の母屋の2階の床の間にかけかえ、ガラスケースなしで自然光の下で鑑賞しようという企画だ。
今回は、伊藤若冲筆《竹に雄鶏図》(宝蔵寺)、伊藤若冲筆《菊図》(個人蔵)のほか、 伊藤若冲菩提寺の宝蔵寺協力のもと、伊藤白歳筆《南瓜雄鶏図》が初公開。いずれもガラスケースなしで、床の間に掛けられた状態で鑑賞できる。また、専門家の解説もつき、より深く作品に迫ることができる。
これらの作品は描かれた当時、自然光やろうそくの明かりなど、横からの揺れ動く光の中で鑑賞されていた。人工の光に照らされた時とは異なる表情を見せる絵画のおもしろさを、ぜひこの機会に味わってみたい。
今回は、伊藤若冲筆《竹に雄鶏図》(宝蔵寺)、伊藤若冲筆《菊図》(個人蔵)のほか、 伊藤若冲菩提寺の宝蔵寺協力のもと、伊藤白歳筆《南瓜雄鶏図》が初公開。いずれもガラスケースなしで、床の間に掛けられた状態で鑑賞できる。また、専門家の解説もつき、より深く作品に迫ることができる。
これらの作品は描かれた当時、自然光やろうそくの明かりなど、横からの揺れ動く光の中で鑑賞されていた。人工の光に照らされた時とは異なる表情を見せる絵画のおもしろさを、ぜひこの機会に味わってみたい。
特別講座『日本の絵画を知る 自然の光で見る若冲Vol.2』
〈無鄰菴〉母屋2階