五木田智央の最新作は顔のあるポートレート!? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

五木田智央の最新作は顔のあるポートレート!?

「どうして顔を描かないのか?」を問われ続けた結果、原点回帰とも言える最新作が生まれました。

ごきたともお 1969年生まれ。90年代は雑誌などでイラストを発表。2000年、作品集『ランジェリー・レスリング』(リトルモア)を出版。04年頃よりモノクロのペインティングが海外で注目を集める。昨年のNY個展は初日に作品が完売する盛況ぶりだった。
ニューヨーク個展も大盛況に終わった五木田智央が今年最初の個展を開催。2月の半ば、制作佳境のアトリエを訪ねました。

Q 個展タイトルの「Holy Cow」とはどんな意味ですか?

直訳すると「聖なる牛」なんですが、アメリカの古いスラングで「やっちまった!」「おやまあ!」ってニュアンスの言葉らしいです。そして、リー・ドーシーっていうニューオーリンズファンクの名歌手の曲名でもある。今回は出品作が揃う前にタイトルを決めないといけなくて、ノリで決めちゃったんだよね(笑)。

Q なるほど。それでは本展の出品作について教えてください。

まだ制作途中なので、全体がどうなるかは自分にもわからない。でも、新しいことをしてる。

Q 新しいこととは?

例えば、のっぺらぼうに目玉だけがついているような抽象化した人物画をずっと描いてきたんだけど、欧米の記者たちから必ずその理由を聞かれて、さすがに飽きちゃったんだよね。だから今回は、ささやかな抵抗として、あえてしっかり人の顔を描いてみた。そうしたら思いのほか楽しかったんだ! そもそもガキの頃から漫画や写真の模写が好きだったわけで、原点回帰とも言えそう。
個展タイトルのネタ元となったレコード。