DESIGN
3月30日、秋葉原に〈明和電機〉初の実店舗がオープン。
March 28, 2019 | Design, Art | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa
秋葉原駅徒歩1分の〈ラジオデパート〉に、〈明和電機 秋葉原店〉が誕生。すぐ隣にレンタルスペース〈ラジオスーパー〉も同時オープンする。
〈明和電機〉は、土佐信道プロデュースによるアートユニットだ。青い作業服を着用し作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで、さまざまなナンセンスマシーンを開発しライブや展覧会などを実施している。
その〈明和電機〉が、東京・秋葉原の老舗の電気部品販売のビル〈ラジオデパート〉2階に、初の公式ショップ〈明和電機 秋葉原店〉をオープン。「アートからマスプロダクトへ」のテーマのもと、〈明和電機 秋葉原店〉でしか手に入らない《ナンセンスマシーン》などのアートから、大ヒット商品の《オタマトーン》のようなプロダクトまで、小さいけれど、ナンセンスな商品がぎっしりつまった〈明和電機〉ならではの品ぞろえを展開する。
店内には〈ラジオスーパー〉も併設。オープニング展となる「パチモク&コイビート展」では、指パッチンで木魚を鳴らす楽器《パチモク》と、昔なつかしのナショナルのスイッチのシーケンサー《コイビート》にフィーチャー。〈明和電機〉が誕生した1993年に開発され、〈明和電機〉のスタイルを社会に深く印象づけた、2つの楽器の歴史としくみに迫る。
また、店舗に隣接するかたちで、〈明和電機〉プロデュースによるレンタルスペース〈ラジオスーパー〉が同時オープン。「ラジオ」という言葉を「ラジカル(急進的かつ根源的)なオブジェ」と再解釈し、電気や機械のしくみを使ったユニークな商品を制作するクリエーターが出店を果たす。
秋葉原に、また、またわざわざ足を運びたくなるようなご機嫌なショップが誕生する。
秋葉原に、また、またわざわざ足を運びたくなるようなご機嫌なショップが誕生する。