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“光”をテーマに溶け合う〈ロエベ〉の現代アートとクラフトの世界をミラノ・デザインウィークで展示。
『カーサ ブルータス』2024年7月号より
June 13, 2024 | Design, Architecture, Art, Fashion | PR | photo_Valentina Casalini text_Sanae Sato
〈ロエベ〉は親交のある24人のクリエイターたちと彼らの手仕事を生かした照明作品を「ミラノ・デザインウィーク2024」で発表した。作品に対する想いをジョナサン・アンダーソンに聞きました。
〈ロエベ〉のために24人のアーティストが手がけた独創的な照明。
ジョナサン・アンダーソン率いる〈ロエベ〉が、ミラノのデザインウィークで展示をするのは今回が8回目。これまでも籠編み、織物、スピンドルチェアなど、毎年クラフトをテーマにしたコレクションで手仕事の可能性を示してきた。今回は「光」を表現手段とした〈ロエベ ランプ〉を発表した。その会場となったのは、ブレラ地区の中心部にある〈パラッツォ・チッテリオ〉だ。
ジョナサン・アンダーソン率いる〈ロエベ〉が、ミラノのデザインウィークで展示をするのは今回が8回目。これまでも籠編み、織物、スピンドルチェアなど、毎年クラフトをテーマにしたコレクションで手仕事の可能性を示してきた。今回は「光」を表現手段とした〈ロエベ ランプ〉を発表した。その会場となったのは、ブレラ地区の中心部にある〈パラッツォ・チッテリオ〉だ。
「このプロジェクトはいつも1年、時には2年がかりで準備をしています。照明はとても複雑なものだから、実現できて本当にうれしい」と、喜びを語るジョナサン。
「何年か前に京都に滞在したときに空間と光の関係を見て、家の雰囲気を作り出す要素について考えていたことが、照明というテーマを選んだきっかけです。例えば、彫刻的なイサム・ノグチの《アカリ》は部屋の中に情緒を与える。そんな照明があると、その空間がより自分のものになる気がして、それを探求したかった」
参加アーティストはこれまでにもコラボレーションをしたり、ジョナサンが作品を収集していたりと、親交のある24人。そのうち7人を日本人が占めていた。竹工芸家の四代田辺竹雲斎、松本破風、陶芸家の浜名一憲、桑田卓郎、平井明子、ガラス作家の横山翔平、そして2019年に「ロエベ財団 クラフトプライズ」を受賞した漆作家の石塚源太。
「何年か前に京都に滞在したときに空間と光の関係を見て、家の雰囲気を作り出す要素について考えていたことが、照明というテーマを選んだきっかけです。例えば、彫刻的なイサム・ノグチの《アカリ》は部屋の中に情緒を与える。そんな照明があると、その空間がより自分のものになる気がして、それを探求したかった」
参加アーティストはこれまでにもコラボレーションをしたり、ジョナサンが作品を収集していたりと、親交のある24人。そのうち7人を日本人が占めていた。竹工芸家の四代田辺竹雲斎、松本破風、陶芸家の浜名一憲、桑田卓郎、平井明子、ガラス作家の横山翔平、そして2019年に「ロエベ財団 クラフトプライズ」を受賞した漆作家の石塚源太。
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