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〈レクサス〉がミラノで発表、次世代モビリティの未来を可視化したインスタレーション。
『カーサ ブルータス』2024年7月号より
June 8, 2024 | Vehicle, Design | PR | text_Sanae Sato
〈レクサス〉は「ミラノ・デザインウィーク2024」で「Time/タイム」というテーマを掲げ、次世代モビリティの未来を2つのインスタレーションで表現。テクノロジーが可能にする体験をドラマチックに可視化しました。
テクノロジーの進化によって車のあり方も変わり、電気自動車の普及とともに、自動車の世界ではハードウェアからソフトウェアの開発にも力が注がれている。人間中心の思想を大切に、ラグジュアリーカーの新境地を切り開いてきた〈レクサス〉も例外ではない。彼らが2026年の市場導入を目指すのが、次世代バッテリーEVコンセプト《LF-ZC》(Lexus Future Zero-emission Catalyst)だ。ガソリンは使わず電気のみで走るためエンジンはなく、ソフトウェアによって性能がアップデートされる。それにより今後はウェアラブルデバイスのように、オーナーの趣向や感覚に合わせて車もパーソナライズされていくのだという。
ミラノデザインウィークで、〈レクサス〉はそんな次世代モビリティの無限の可能性をインスタレーションで表現。「タイム」をテーマに、トルトーナ地区のスーパースタジオ・ピューで行われた2つの展示が公開された。
テクノロジーとデザインを組み合わせた作品で知られる、〈タンジェント〉の吉本英樹が手がけたのは「ビヨンド ザ ホライズン」。《LF-ZC》を中心に10本のインタラクティブ・スカルプチャーが光を放ち、近づくと強い光を発する様子は生きているかのよう。背景には刻々と表情を変える水平線が和紙を透かして描き出される。
ミラノデザインウィークで、〈レクサス〉はそんな次世代モビリティの無限の可能性をインスタレーションで表現。「タイム」をテーマに、トルトーナ地区のスーパースタジオ・ピューで行われた2つの展示が公開された。
テクノロジーとデザインを組み合わせた作品で知られる、〈タンジェント〉の吉本英樹が手がけたのは「ビヨンド ザ ホライズン」。《LF-ZC》を中心に10本のインタラクティブ・スカルプチャーが光を放ち、近づくと強い光を発する様子は生きているかのよう。背景には刻々と表情を変える水平線が和紙を透かして描き出される。
「これまで見たことのない水平線の彼方へと《LF-ZC》に誘われる。未来に向かいながらも、日本の伝統素材や匠の技を尊重する〈レクサス〉の姿勢を1500年の歴史を持つ越前和紙を通した風景に込めました」と語る吉本は、「レクサスデザインアワード」受賞者であり、実際に次世代モビリティの光に関する開発にも関わっている。
サウンドを担当したのは、音楽家の渋谷慶一郎。31台のスピーカーを使い、膨大なサウンドデータからプログラミングによってリアルタイムに生成された音像が会場内を流れるように動いていく。
「どんな音の組み合わせになるかは、自分でも全くわからない。常に変化し続けるため二度と同じにはなりません。この瞬間が大事」と渋谷は語る。
もうひとつは、アムステルダムを拠点にするソーラーデザイナー、マーヤン・ファン・オーベルによる「8分20秒」。太陽から光が地球に到達するまでの時間だ。太陽光発電を利用し極薄のシートに《LF-ZC》を原寸大で表現、カーボンニュートラルな世界を示唆。
クリエイターのビジョンを通して体現された〈レクサス〉の未来。ハードウェアとソフトウェアのシームレスなシナジーが融合し、モビリティと体験に対する無限の可能性を感じさせた。
サウンドを担当したのは、音楽家の渋谷慶一郎。31台のスピーカーを使い、膨大なサウンドデータからプログラミングによってリアルタイムに生成された音像が会場内を流れるように動いていく。
「どんな音の組み合わせになるかは、自分でも全くわからない。常に変化し続けるため二度と同じにはなりません。この瞬間が大事」と渋谷は語る。
もうひとつは、アムステルダムを拠点にするソーラーデザイナー、マーヤン・ファン・オーベルによる「8分20秒」。太陽から光が地球に到達するまでの時間だ。太陽光発電を利用し極薄のシートに《LF-ZC》を原寸大で表現、カーボンニュートラルな世界を示唆。
クリエイターのビジョンを通して体現された〈レクサス〉の未来。ハードウェアとソフトウェアのシームレスなシナジーが融合し、モビリティと体験に対する無限の可能性を感じさせた。
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