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浅草と日光をつなぐグルメ列車「FOODSCAPE TRAIN」乗車レポート!
| Travel, Food | casabrutus.com | photo_Shin-ichi Yokoyama text_Riko Saito
浅草から日光までを結ぶ東武鉄道の特急車両「スペーシア」。その6車両全部を貸し切り、さまざまな食の体験ができる1日限りの特別企画列車「FOODSCAPE TRAIN」が運行された。このスペシャルな1日を密着レポートします!
3名の豪華シェフが乗り込むグルメ列車、出発。
6月28日に運行された、今回の「FOODSCAPE TRAIN」のテーマは「水」。日光連山から湧き出る豊富な天然水を背景に生み出される、栃木県ならではの食文化を体験できる日帰りツアーで、スペーシアとしては初の試み。2015年の日光東照宮四百年式年大祭を記念して運行が始まった金色に輝く特別列車には、〈天ぷら小野〉の志村幸一郎シェフ(和食)、〈美虎〉の五十嵐美幸シェフ(中華)、〈ヤマガタサンダンデロ〉の土田学シェフ(イタリアン)と、塩とワインのプロである2人のナビゲーターが同乗し、車中では日光の天然水から食材と塩の関係まで興味深い話題のトークショーも繰り広げられた。クラシックなデザインが落ち着くコンパートメントも完備された上質な空間に期待が高まる中、快適な旅が始まる。
日光までの往路では、新大平下駅と新鹿沼駅に停車する。新大平駅では、栃木市観光振興課と栃木市観光協会によるブドウやワインの販売、新鹿沼駅では鹿沼観光物産協会による野菜パックのお土産配布やイチゴやブルーベリーなど地元の特産品の試食や直売も。特製弁当のお供にと、地酒の《鹿沼娘》を購入する人もたくさんいて、車内も盛り上がりを見せてくる。
ランチは、「FOODSCAPE TRAIN」のみで食べられる、栃木市内の老舗3店舗が競う1日限りの特製弁当。徳川家康ゆかりの江戸料理を再現している料亭〈かな半〉による「江戸料理小箱弁当」、明治時代に欧米人によって日光にもたらされた西洋料理を再現する洋食店〈赤城亭〉の「洋食弁当」、鬼怒川で獲れる鮎や岩魚などの川魚を専門とする〈辰元〉の「川魚料理弁当」。この3種類は同じ箱に詰められ、選んだお弁当がどれかは蓋をあけるまでわからないという趣向だ。もちろんどれを選んでも、栃木のおいしいものがたっぷり詰まっていて、満足度は非常に高い。
ランチは、「FOODSCAPE TRAIN」のみで食べられる、栃木市内の老舗3店舗が競う1日限りの特製弁当。徳川家康ゆかりの江戸料理を再現している料亭〈かな半〉による「江戸料理小箱弁当」、明治時代に欧米人によって日光にもたらされた西洋料理を再現する洋食店〈赤城亭〉の「洋食弁当」、鬼怒川で獲れる鮎や岩魚などの川魚を専門とする〈辰元〉の「川魚料理弁当」。この3種類は同じ箱に詰められ、選んだお弁当がどれかは蓋をあけるまでわからないという趣向だ。もちろんどれを選んでも、栃木のおいしいものがたっぷり詰まっていて、満足度は非常に高い。
浅草から途中駅停車時間も含めて2時間半あまりで、下今市駅に到着。そこで乗客はスペーシアを降りバスに分乗する。まず向かうのは、世界文化遺産の〈日光二荒山神社〉。日光東照宮の西奥に鎮座するここは『ニ荒(ふたら→にこう)』が日光の語源にもなったといわれる、歴史と由緒ある神社。
強力なパワースポットとしても知られているが、今回の目的は神苑の奥にある「二荒霊泉」に湧き出る御神水。奈良時代から湧き出ていて一度も枯れたことがない御神水を、参加者全員に配られる〈スノーピーク〉のシェラカップで、思い思いに汲んで喉を潤す。まろやかで甘味すら感じる深みのある味わいに、何杯も飲み干す人も。「この水でダシをひくと、普通の水とは格が違う極上のダシができるんです」と志村シェフ。日本の水らしい柔らかく優しい味わいに、身体が喜ぶのがわかる。
日光二荒山神社を後にした一行は、日光三名瀑のひとつ「浦見ノ滝」へ。滝入口から滝までは、森林の中の遊歩道を20分ほど歩く森林浴ハイキング。歩いていくうちに、空気感ががらっと変わるポイントがあり,マイナスイオンに包まれているのを実感。そしていきなり現れる滝の姿に思わず歓声が上がる。
滝から流れ出る小川の周辺でくつろぎ、フィトンチッドやマイナスイオンをたっぷりと吸収したら、次はいよいよお待ちかねの、シェフによる料理会。会場になるのは、天然水で育つヤシオマスとニジマスの清滝養殖場だ。
強力なパワースポットとしても知られているが、今回の目的は神苑の奥にある「二荒霊泉」に湧き出る御神水。奈良時代から湧き出ていて一度も枯れたことがない御神水を、参加者全員に配られる〈スノーピーク〉のシェラカップで、思い思いに汲んで喉を潤す。まろやかで甘味すら感じる深みのある味わいに、何杯も飲み干す人も。「この水でダシをひくと、普通の水とは格が違う極上のダシができるんです」と志村シェフ。日本の水らしい柔らかく優しい味わいに、身体が喜ぶのがわかる。
日光二荒山神社を後にした一行は、日光三名瀑のひとつ「浦見ノ滝」へ。滝入口から滝までは、森林の中の遊歩道を20分ほど歩く森林浴ハイキング。歩いていくうちに、空気感ががらっと変わるポイントがあり,マイナスイオンに包まれているのを実感。そしていきなり現れる滝の姿に思わず歓声が上がる。
滝から流れ出る小川の周辺でくつろぎ、フィトンチッドやマイナスイオンをたっぷりと吸収したら、次はいよいよお待ちかねの、シェフによる料理会。会場になるのは、天然水で育つヤシオマスとニジマスの清滝養殖場だ。
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