隈研吾設計のV&A別館がスコットランドに完成。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

隈研吾設計のV&A別館がスコットランドに完成。

『カーサ ブルータス』2018年11月号より

再開発が進行中のスコットランド北部、ダンディーのウォーターフロント。その中心となるヴィクトリア&アルバート博物館別館が隈研吾の設計でオープンになった。

街とウォーターフロントをつなぎ「人が集まる」場を目指す。
「街から人を水辺に導き、また風景の一部になるように」と、逆三角形型の巨大な岩が連なったようなフォルムが、川にせり出すように建てられている。ファサードには砂利を混ぜてプレキャストした2,500枚のコンクリートパネルを使用。エントランスから続くホールは「地域のリビングルーム」のイメージで、オーク材のパネルがランダムに内壁を覆う。「コミュニティの中心になるには白い箱ではダメ。心地の良いノイズがある建築を目指した」と隈は言う。
トンネルのような二つの建物が接続する部分。
「地域のリビングルーム」を目指す2フロアを吹き抜いたエントランスホール。
1907年にグラスゴーに建てられたチャールズ・レニー・マッキントッシュ設計のイングラム・ストリート・ティールームの再現。1971年に解体された後、部材が保存されていた。
トンネルのような二つの建物が接続する部分。
「地域のリビングルーム」を目指す2フロアを吹き抜いたエントランスホール。
1907年にグラスゴーに建てられたチャールズ・レニー・マッキントッシュ設計のイングラム・ストリート・ティールームの再現。1971年に解体された後、部材が保存されていた。
館内にはスコットランドゆかりの建築やデザインの常設ギャラリーがあり、解体保存されていたC・R・マッキントッシュ設計のティールームも再現。見所満載だ。

オーク材のパネルが張られた内観。その合間に窓が切り取られている。2010年国際コンペでの優勝作になる。〈V&A Dundee〉Riverside Esplanade, Dundee DD1 4EZ TEL (44)1382 411 611。10時〜17時。12月25日・26日休。入場無料(特別展は有料)。