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銀座〈和光本店〉地階がリニューアル。杉本博司・榊田倫之〈新素材研究所〉による極上の空間が誕生。
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銀座〈和光本店〉地階がリニューアル。杉本博司・榊田倫之〈新素材研究所〉による極上の空間が誕生。

| Design, Architecture, Art, Fashion | PR | photo_Satoshi Nagare   text_Mari Matsubara   editor_Keiko Kusano

銀座の、ひいては東京のランドマーク的存在である時計塔をその頂に冠したネオ・ルネッサンス様式の建築〈和光本店〉。国内外から選りすぐりの逸品を取り揃えた同店の地階がリニューアルオープンしました。無垢の木や石、和紙など〈新素材研究所〉が得意とする天然素材を贅沢に使用した空間のデザインコンセプトは「舞台と回廊」です。

地階フロア中央に据えられた「時計台」。半世紀もの間、材木商に保管されていた樹齢1000年を超える霧島杉の大径木から切り出された長さ6.1mと5mの天板を時計の長針と短針に見立てている。天板は回転し、自由な角度に設置できる。
地階フロア中央に据えられた「時計台」。半世紀もの間、材木商に保管されていた樹齢1000年を超える霧島杉の大径木から切り出された長さ6.1mと5mの天板を時計の長針と短針に見立てている。天板は回転し、自由な角度に設置できる。
東京・銀座4丁目交差点に建つ高級品専門店〈和光〉が2024年7月20日、地階フロアを改装しリニューアルオープンした。世界の次世代クリエーターと和光によるコラボレーション商品や、衣食住の分野から選りすぐりの品を集め、日本の素材と技術の素晴らしさ、美意識をグローバルに発信していく拠点として地下フロアを位置付けるにあたり、全面的な改装を敢行。その空間デザインを現代美術作家・杉本博司と建築家・榊田倫之による〈新素材研究所〉が担当した。
東京メトロ銀座駅の地下道から直結の入口には、床の間的なしつらえが。
東京メトロ銀座駅の地下道から直結の入口には、床の間的なしつらえが。
そもそも〈和光〉の前身である服部時計店が創業したのは1881(明治14)年。その13年後には初代時計塔が完成した。関東大震災を経て、1932(昭和7)年に現在の建物が渡辺仁建築工務所の設計により竣工。この時、現在の時計塔も完成した。鉄骨鉄筋コンクリート造、ネオ・ルネッサンス様式の建物は太平洋戦争の空襲でも焼け残り、現在に至っている。
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