DESIGN
【今週の花と器】エピデンドラムと〈ネドレフォス〉の《ヴァンフォール》|7月
| Design | casabrutus.com | photo_Yuki Kumagai text_Yoshikatsu Yamato styling_Yumi Nakata Cooperation_Jin Kuramoto Studio
7月2週目の担当はギャラリーを併設した外苑前の花屋〈ボイス〉のオーナー香内斉さん。熱帯が原産のランの仲間であるエピデンドラムに、南国の雰囲気がただようアレカヤシを組み合わせました。色合いを白とグリーンでまとめ、滝のような動きのあるガラスの器に活けたアレンジは、夏の快活なムードと爽やかさの両方が感じられます。
夏に花を飾るなら、目に涼しく、暑くても長持ちするというポイントをクリアしたいですね。ランの一種であるエピデンドラムは、花だけでなく肉厚の葉っぱがチャーミング。中南米が原産地なので暑さにも強いです。とはいえ、人間と一緒で花も水分補給が大切です。時間がある日は朝晩こまめに水を替えてあげると、より長く楽しめますよ。水の温度が上がると雑菌が増えやすいので、水替えのついでに氷を浮かべてあげてもいいかもしれません。
今回、色は白とグリーンでまとめました。夏は元気のある鮮やかな色の花が似合う季節でもありますが、身の回りにビビッドな色が自然と増えるので、自宅では「ちょっと心を鎮めたいな」という気分の方もいるだろうと思います。僕もどちらかといえばそういうタイプです。クリアな器に、白と緑。夏の日差しが差し込む部屋には、こういう爽やかなアレンジがしっくりくると思いました。
活け方のポイントとしては、エピデンドラムは花が付いた頭の部分までの茎が長いため、首元がスカスカしてしまいがちです。今回の器はボリューム感がしっかりあって口が広いので、尚更スカッとして見えてしまうのが気になりました。なので、夏らしいアレカヤシを1本入れています。丈夫なので持ちもいい葉っぱです。目線が抜けて軽やかでありつつもグリーンの量がアップして、エピデンドラムと器を馴染ませてくれたと思います。
今回、色は白とグリーンでまとめました。夏は元気のある鮮やかな色の花が似合う季節でもありますが、身の回りにビビッドな色が自然と増えるので、自宅では「ちょっと心を鎮めたいな」という気分の方もいるだろうと思います。僕もどちらかといえばそういうタイプです。クリアな器に、白と緑。夏の日差しが差し込む部屋には、こういう爽やかなアレンジがしっくりくると思いました。
活け方のポイントとしては、エピデンドラムは花が付いた頭の部分までの茎が長いため、首元がスカスカしてしまいがちです。今回の器はボリューム感がしっかりあって口が広いので、尚更スカッとして見えてしまうのが気になりました。なので、夏らしいアレカヤシを1本入れています。丈夫なので持ちもいい葉っぱです。目線が抜けて軽やかでありつつもグリーンの量がアップして、エピデンドラムと器を馴染ませてくれたと思います。
●今週の花:エピデンドラム
ほかに使った花材
・アレカヤシ
・アレカヤシ
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