ART
草間彌生、奈良美智、会田誠など日本の現代アートが一堂に。『高橋コレクション展 ミラー・ニューロン』
| Art | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa editor_Akio Mitomi
1990年代以降の日本のアートシーンを俯瞰するうえで欠かずことができない〈高橋コレクション〉から、歴史的な視点で日本の52作家、約140点の作品を選出。日本の現代アートの滔々たる流れが体感できる展覧会『高橋コレクション展 ミラー・ニューロン』が開催されている。
〈高橋コレクション〉とは、精神科医・高橋龍太郎氏が集めたアートコレクション。1997年から90年代以降の日本の現代アート作品の収集をスタート、現在2000点以上におよび草間彌生、奈良美智、村上隆、会田誠、ヤノベケンジ、横尾忠則、森山大道など、日本の現代アーティストたちの作品をほぼ網羅。今や1990年代以降の日本のアートシーンを俯瞰するうえで欠かせない存在となっている。
これまで「ネオテニージャパン」や「マインドフルネス!」など、日本のアートと文化をトータルで捉えるキーワードをタイトルに、現代アートに馴染みのない人にもその魅力を伝えてきた〈高橋コレクション〉。今回の展覧会のタイトルは、「ミラー・ニューロン」。現代アートのコレクターとして確固たる地位を確立した高橋氏は、日本のアートと文化を考えるためのキーワードとしてこの言葉を提案する。他者との共感や模倣行動をつかさどると考えられている「神経細胞」を意味するタイトルを冠した本展では、膨大なコレクションの中から、歴史的な視点で作品を選出。草間彌生、舟越桂、Chim↑Pom、名和晃平ら、日本の52作家、約140点の作品を通して、日本の現代アートの流れを読みといていく。
高橋コレクション展 ミラー・ニューロン
〈東京オペラシティ アートギャラリー〉東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティビル。 TEL 03 5777 8600(ハローダイヤル)。~6月28日。11時~19時(金曜・土曜~20時)。月曜休(5月4日開場)。入場料1,200円。公式サイト
