サイモンさんが始める、日本での新しい遊びとは。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

サイモンさんが始める、日本での新しい遊びとは。

〈TOMATO〉の首領が語る、世界最大級のハロウィンパーティー『Rockwell Sirkus』と、東京のあれこれ。

アンダーワールドを輩出し、日本のアーティストや企業のIDなども手掛けている、ロンドンのデザインチーム〈TOMATO〉。その創立者であり、チーフデザイナーとしても活動中のサイモン・テイラー。10月に横浜と大阪で世界最大級のハロウィンパーティー『Rockwell Sirkus』を主催する。現在、ヘッドライナーとしてケミカル・ブラザーズが出演することで話題になっている。まず、改めて〈TOMATO〉と、謎めいたパーティーの趣旨をちょっとだけ説明してもらった。

「80年代の後半くらいかな、周りのミュージシャンやアーティストと一緒に遊び始めたんだ。最初はビールを飲んで、音楽を聴く程度だったんだけど、そのうちお互いに影響を与え合って、刺激的な作品ができるようになってね。会社というと、なんだか堅苦しいから、アトリエというか、溜まっていた場所に名前をつける感覚で、1991年に〈TOMATO〉を立ち上げたんだ。幸い仕事に恵まれ、25年もたつけど、いまだに友達や仲間と遊びながら、なにかを作っている感覚が強くてね。ロンドンにいるときは近くにいる友達とパーティーをして、パリでアンダーワールドのライブの打ち上げで飲み、NYで友達とまた遊ぶ。結局、世界中でパーティーしているような感じ。その延長線上で、東京の友人と『Rockwell Sirkus』を立ち上げることにしたんだ。ちょうどワールドツアー中のケミカル・ブラザーズに声をかけたら、参加してくれることになって。彼らとの付き合いも長くなるけど、今ではビッグスターだから、ラッキーだね。今後も、世界中でパーティーを展開していく予定。僕がアートワークはもちろん、会場全体のプロデュースをする予定だ」

今春 〈TOMATO〉結成25周年のイベントを渋谷で開催するなど、定期的に来日しているサイモン。4年後に五輪を控え、様変わりする東京の様子も敏感に捉えている。

「ホテルで何げなくテレビをつけたら、東京には巨大な地下空間(※おそらく首都圏外郭放水路のこと)があるらしいね。ほかの大都市の地下にもあるかもしれないけど、僕が見たのは、とても整備された美しいトンネルで、すごく東京らしさを感じたんだよね。そこでアンダーワールドの連中とパーティーをやりたい(笑)。それから、あるとき渋谷でセーラー服の一団に遭遇したんだけど、すごくインパクトがあった。正直かっこいいと思ったよ。あれは学校の制服なんでしょ? 彼女たちとバンドもやってみたいな。ベビーメタルは知っているけど、彼女たちは楽器を演奏しない。そう、女子高生版のセックス・ピストルズを作って『Rockwell Sirkus』のレジデントにしたいと思っているんだ」
『Rockwell Sirkus』のヘッドライナーを務めるケミカル・ブラザーズ。来日記念盤が発売中。

サイモン・テイラー

10月12日横浜アリーナ、15日大阪ATCホールで開催される世界最大級のハロウィンパーティー『Rockwell Sirkus』を総合プロデュース。両日共にケミカル・ブラザーズ、大沢伸一が出演するほか、12日は東京スカパラダイスオーケストラ、15日にもシークレットゲストが出演予定。