FOOD
下町のちょっとガストロノミーな立ち飲み&リカーショップ〈NOMURA SHOTEN〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン
June 18, 2022 | Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
数々の人気バーの仕掛け人、野村空人が、満を時して自身の店を台東区三筋にオープン。自らプロデュースするボトルをはじめ、こだわり抜いた世界の酒を立ち飲み&テイクアウトで提供する。
新御徒町や蔵前からほど近い、東京の下町エリアにオープンした〈NOMURA SHOTEN〉。オーナー、野村空人(のむらそらん)はロンドンで7年間バーテンダーを務めた後、〈フグレン トウキョウ〉やホテルK5内のバー〈AO〉なども手がけてきた人物である。
「バーのプロデュースのほか、カクテルやドリンクのメニュー開発にも携わってきて、もっとお酒自体にスポットを当てたい思いはあったんです。いいものがたくさんあるのに、知られていないのはもったいないですから。そこで蒸留酒のよさを知ってもらうために、気軽にグラスで飲んでもらえる立ち飲みに、気に入ったらボトルでテイクアウトもできる店にしました」(野村)
「バーのプロデュースのほか、カクテルやドリンクのメニュー開発にも携わってきて、もっとお酒自体にスポットを当てたい思いはあったんです。いいものがたくさんあるのに、知られていないのはもったいないですから。そこで蒸留酒のよさを知ってもらうために、気軽にグラスで飲んでもらえる立ち飲みに、気に入ったらボトルでテイクアウトもできる店にしました」(野村)
ゲストは棚からスピリッツやワイン、冷蔵庫からビールなどを自ら手に取って選んでもいいし、スタッフにおすすめを聞いてもいい。どれを選んでも、野村のセレクションによる、おいしくて希少なものばかりだ。注目は沖縄の離島8島で栽培される黒糖を原料にしたラム。
「2020年から沖縄〈瑞穂酒造〉のONERUMプロジェクトに関わっています。これまでは供給過剰で有効活用されていなかったサトウキビをラムにしようという企画です。最初は8島の原料をブレンドして、と考えていたのですが、いざ作ってみると島ごとに個性ある味わいができる。そこで島ごとの原料と作り方でラムをつくることにしました。これまで伊平屋、与那国、波照間の3島のボトルが出て、6月中に粟国島ボトルがリリース予定。出荷数が少ないので、すぐ売り切れてしまいますが、おすすめです」(野村)
華やかな香りとフルーティな風味のラムはソーダ割にすると、さっぱりと飲みやすい。ジンをベースにしたトロピカル風味のリキュールや2種の芋でつくった焼酎など、興味深いものが揃っている。
「2020年から沖縄〈瑞穂酒造〉のONERUMプロジェクトに関わっています。これまでは供給過剰で有効活用されていなかったサトウキビをラムにしようという企画です。最初は8島の原料をブレンドして、と考えていたのですが、いざ作ってみると島ごとに個性ある味わいができる。そこで島ごとの原料と作り方でラムをつくることにしました。これまで伊平屋、与那国、波照間の3島のボトルが出て、6月中に粟国島ボトルがリリース予定。出荷数が少ないので、すぐ売り切れてしまいますが、おすすめです」(野村)
華やかな香りとフルーティな風味のラムはソーダ割にすると、さっぱりと飲みやすい。ジンをベースにしたトロピカル風味のリキュールや2種の芋でつくった焼酎など、興味深いものが揃っている。
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illustration Yoshifumi Takeda
寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。