DESIGN
ヨーロッパを魅了した中国磁器の魅力と歴史に迫る展覧会。
| Design | casabrutus.com | text_Nahoko Funabiki
15世紀にヨーロッパ人によって発見され、一大ブームとなった中国磁器。その初期から全盛期まで、どのように西洋で受容され、愛用されていったのか。歴史と魅力をひもとく展覧会『THE PORCELAIN ROOM CHINESE EXPORT PORCELAIN 磁器の部屋-中国輸出用磁器』が、イタリア・ミラノの〈プラダ財団〉にて開催中。
15世紀に最初のヨーロッパ人が西洋に持ち帰り、すぐに勢いを増し世界的な商品となった中国の輸出用磁器。その歴史の流れをひもとく展示が〈プラダ財団〉で開催されている。
1700点に上る磁器作品の展示は3つのセクションで編成されている。ほとんどの作品が初展示品という「The First Orders」のセクションには、16世紀から17世紀初頭にポルトガル人が貿易用に中国に制作を依頼した、最も古い磁器の作品が並ぶ。 「The Table」セクションでは、1760年あたりに生産され、ヨーロッパの貴族の会食でゲストを楽しませるために使用されていた、野菜や動物などを模した奇抜でエキゾチックなテーブルウェアを展示する。
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