ART
王侯貴族を魅了した〈ショーメ〉の軌跡をたどる。
June 19, 2018 | Art, Fashion | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa
ハイジュエリーブランド〈ショーメ〉の18世紀から現代までの伝統と歴史をひもとく展覧会が、6月28日より〈三菱一号館美術館〉にて開催される。
1780年にフランスのパリで誕生した〈ショーメ〉は、「自然」をテーマに、これまで数多くのジュエリーを手がけてきた、老舗ジュエラーだ。皇帝ナポレオン御用達となるなどヨーロッパの王侯貴族たちを中心に世界中で愛され、名だたる高級ブランドが並ぶパリのヴァンドーム広場で最も長い歴史を誇る。この6月には、銀座中央通りに面する銀座本店を、シグネチャーカラーであるブルーを基調に、メゾンのDNAである「自然主義」をイメージした店舗にリニューアルオープンした。
その〈ショーメ〉の18世紀から現代までの伝統と歴史を紹介する展覧会「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展が日本で初開催される。異なるテーマに沿って会場を8つのセクションに分け、〈ショーメ〉の創業者マリ=エティエンヌ・ニトによる18世紀の宝飾品から最新のジュエリーセットまで、工芸品、絵画、デザイン画など未公開を含む約300点の作品を展示する。
ナポレオンの妹カロリーヌ・ミュラのために作られた《ナポリ王妃カロリーヌ・ミュラのバンドー・ティアラ》など、メゾンのシンボルともいえるティアラは、約20点が来日。ナポレオンが、戴冠式に出席した教皇ピウス7世に贈呈した《皇帝ナポレオン1世より贈呈された教皇ピウス7世のティアラ》は新たな修復を経て出展される。ヨーロッパの芸術作品に影響を与えたジャポニスムに着想を得て、1900年頃に制作された、「雷神、日本風ブローチ」など、〈ショーメ〉と日本との結びつきに焦点を当てた展示もぜひチェックしたい。
煌びやかな宝飾とともに、〈ショーメ〉の軌跡をたどる旅に出かけよう。
その〈ショーメ〉の18世紀から現代までの伝統と歴史を紹介する展覧会「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展が日本で初開催される。異なるテーマに沿って会場を8つのセクションに分け、〈ショーメ〉の創業者マリ=エティエンヌ・ニトによる18世紀の宝飾品から最新のジュエリーセットまで、工芸品、絵画、デザイン画など未公開を含む約300点の作品を展示する。
ナポレオンの妹カロリーヌ・ミュラのために作られた《ナポリ王妃カロリーヌ・ミュラのバンドー・ティアラ》など、メゾンのシンボルともいえるティアラは、約20点が来日。ナポレオンが、戴冠式に出席した教皇ピウス7世に贈呈した《皇帝ナポレオン1世より贈呈された教皇ピウス7世のティアラ》は新たな修復を経て出展される。ヨーロッパの芸術作品に影響を与えたジャポニスムに着想を得て、1900年頃に制作された、「雷神、日本風ブローチ」など、〈ショーメ〉と日本との結びつきに焦点を当てた展示もぜひチェックしたい。
煌びやかな宝飾とともに、〈ショーメ〉の軌跡をたどる旅に出かけよう。
『ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界—1780年パリに始まるエスプリ』
〈三菱一号館美術館〉東京都千代田区丸の内2-6-2 03 5777 8600(ハローダイヤル)。6月28日~9月17日。10時〜18時(金・第2水、9月10日~13日は~21時)。月休、7月16日、7月30日、8月27日、9月10日、9月17日は開館。入館料1,700円。