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【アウディA5と創造を巡る旅】鈴野浩一が〈彫刻の森美術館〉を通して提案する歴史を活かしたモノづくり。

『カーサ ブルータス』2025年7月号より

| Vehicle, Architecture, Design, Travel | PR | photo_Futoshi Osako   text_Akio Mitomi

伝統のデザインと先進技術を引き継いだ新たなクルマに乗り、建築家、デザイナーがゆかりの地までドライブ。生まれ変わった《アウディA5》とともに彼らの思考をひもときます。今回、建築家・鈴野浩一が向かったのは〈彫刻の森美術館〉。子どもの頃から親しんでいるという場所を通して提案する、歴史を活かしたモノづくりとは?

〈彫刻の森美術館〉に到着した《Audi A5 Avant》。背景にはガブリエル・ロアール、伊本淳、伊藤隆通らの作品が。*通常、車両は立ち入り不可。
〈彫刻の森美術館〉に到着した《Audi A5 Avant》。背景にはガブリエル・ロアール、伊本淳、伊藤隆通らの作品が。*通常、車両は立ち入り不可。
井上武吉《my sky hole 84》(1984)を鑑賞する鈴野。背後に立つのはカール・ミレス《人とペガサス》(1949)。
井上武吉《my sky hole 84》(1984)を鑑賞する鈴野。背後に立つのはカール・ミレス《人とペガサス》(1949)。
〈彫刻の森美術館〉に到着した《Audi A5 Avant》。背景にはガブリエル・ロアール、伊本淳、伊藤隆通らの作品が。*通常、車両は立ち入り不可。
井上武吉《my sky hole 84》(1984)を鑑賞する鈴野。背後に立つのはカール・ミレス《人とペガサス》(1949)。
緑道が通る都内の閑静な住宅街。そこに建つ3階建ての住宅が鈴野浩一の自邸〈柿の木坂の住宅〉だ。

「元のオーナーが外の緑に対して閉じた生活をされていたのですが、リノベーションにあたって、ダイニングの窓を大きく広げて枠のない収まりとしました。それによってベランダや緑道のグリーンが絵画のように見えるようになりつつ、敷地に対して45度振って建てられているため、近隣からの目線はかわすことができています。インテリアも生活しながら、徐々にアップデートしていきました」
《Audi A5 Avant》で都内の自宅を出発。柔らかな弧を描くルーフラインが印象的。
《Audi A5 Avant》で都内の自宅を出発。柔らかな弧を描くルーフラインが印象的。
リアシートを倒すと1,424リットルのラゲッジスペースを誇る《Audi A5 Avant》は、荷物の出し入れが楽で日常での使い勝手に優れる。
リアシートを倒すと1,424リットルのラゲッジスペースを誇る《Audi A5 Avant》は、荷物の出し入れが楽で日常での使い勝手に優れる。
築40年余のRC造住宅をリノベーション、内外にグリーンがあふれる空間で愛猫サニーとともに。
築40年余のRC造住宅をリノベーション、内外にグリーンがあふれる空間で愛猫サニーとともに。
既存窓を大きく拡張したことで、ベランダの植物や緑道の桜の木が目前のピクチャーウィンドウに。地域猫もひょっこり。
既存窓を大きく拡張したことで、ベランダの植物や緑道の桜の木が目前のピクチャーウィンドウに。地域猫もひょっこり。
《Audi A5 Avant》で都内の自宅を出発。柔らかな弧を描くルーフラインが印象的。
リアシートを倒すと1,424リットルのラゲッジスペースを誇る《Audi A5 Avant》は、荷物の出し入れが楽で日常での使い勝手に優れる。
築40年余のRC造住宅をリノベーション、内外にグリーンがあふれる空間で愛猫サニーとともに。
既存窓を大きく拡張したことで、ベランダの植物や緑道の桜の木が目前のピクチャーウィンドウに。地域猫もひょっこり。
夫婦と子ども2人、猫1匹が暮らす室内は余計な仕上げや収納を排し、自由な用途の空間が集まっている。そんな自宅から《アウディA5アバント》で鈴野が向かうのは箱根。約1時間半の旅路だ。

「このクルマは、ボタンひとつで透明度を変えられるガラスを採用したルーフなど、住宅ではまだまだ見ないことが実現されていて、うらやましい限りです。移動可能で快適な、小さい家のようですね」

到着した〈彫刻の森美術館〉は1969年の開館時、日本では前例のない野外彫刻美術館だった。

「彫刻家の井上武吉が、親子で楽しめるように設計したそうです。僕も小さい頃に連れてこられました。近年は建築家が関わった新施設が加わり、僕らも2020年に展示室を多目的スペース〈丸太広場 キトキ〉に改修、24年は〈森の足湯〉をリニューアルしました」

敷地内から湧出する源泉を引く〈森の足湯〉は元々、彫刻が設置された芝生に向けて設けられていたが、鈴野は反対側の山の緑に価値を見出して方向を反転した。

「美術館の関係者にとっては見慣れた景色でも、訪れる人にとっては貴重な大自然。当初は曲線的なデザインも構想しましたが、彫刻の素材となる原石を数種類並べ、木のベンチを設けました」
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