ARCHITECTURE
コルビュジエ財団公認。300ピース限定、ロンシャンの礼拝堂!
| Architecture, Design | a wall newspaper | photo_Takeshi Shinto text_Tatsuo Iso editor_Yuka Uchida
あの植野石膏が名作建築を正確に再現。どこから見てもロンシャンです。
植野石膏模型製作所は日本を代表する建築模型会社だ。その高い技術は前川國男、丹下健三、菊竹清訓、黒川紀章など、多くの有名建築家から信頼され、コンペ提出用の模型や保存用の模型を作ってきた。展覧会で見たあの模型もこの模型も、実は彼らの手になるものである。
その植野石膏が、今度は一般に向けて模型を販売するという。製作するのはロンシャンの礼拝堂。言わずと知れたル・コルビュジエ後期の代表作だ。全体が微妙な曲面で構成され、どこから見ても美しい。芸術性の極みともいえる建築である。これを正確に模型化するため、フランスのル・コルビュジエ財団から図面を借り、それを丹念に読み取った。微妙なカーブに至るまで忠実になぞり、細かな開口部もきちんと再現している。
「建築家を志す学生の皆さんが、これを参考にしてくれたらうれしい」と、代表の植野彰規さん。
写真や図面だけではわからなかった立体的な成り立ちが、これなら確かに理解できる。試作品を見たル・コルビュジエ財団も、喜んで承認してくれたという。
素材はプラスチックで、ディテールが鮮明にわかるよう、白色に着色。大きさは手のひらに乗る400分の1サイズだ。名作建築を自分で所有できる喜びにも浸れる。販売個数は限定300個。シリアルナンバー入りで初回は1〜100までが販売される。建築マニアならドント・ミス・イット!
その植野石膏が、今度は一般に向けて模型を販売するという。製作するのはロンシャンの礼拝堂。言わずと知れたル・コルビュジエ後期の代表作だ。全体が微妙な曲面で構成され、どこから見ても美しい。芸術性の極みともいえる建築である。これを正確に模型化するため、フランスのル・コルビュジエ財団から図面を借り、それを丹念に読み取った。微妙なカーブに至るまで忠実になぞり、細かな開口部もきちんと再現している。
「建築家を志す学生の皆さんが、これを参考にしてくれたらうれしい」と、代表の植野彰規さん。
写真や図面だけではわからなかった立体的な成り立ちが、これなら確かに理解できる。試作品を見たル・コルビュジエ財団も、喜んで承認してくれたという。
素材はプラスチックで、ディテールが鮮明にわかるよう、白色に着色。大きさは手のひらに乗る400分の1サイズだ。名作建築を自分で所有できる喜びにも浸れる。販売個数は限定300個。シリアルナンバー入りで初回は1〜100までが販売される。建築マニアならドント・ミス・イット!
丹下も前川も信頼した〈植野石膏〉って?
彫刻家・朝倉文夫の門下生だった植野正一氏が大正13年に創業。洋館の石膏装飾などを手がけるうちに建築の世界に踏み込んでいく。戦後は石膏、木、プラスチックなど各種材料による建築模型を手がけるようになり、また東京駅のドーム装飾など、歴史的建築の復原にも関わっている。
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