エースホテルNYを手がけた〈ローマン&ウィリアムス〉、アジア初作品が青山に誕生。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

エースホテルNYを手がけた〈ローマン&ウィリアムス〉、アジア初作品が青山に誕生。

東京・青山一丁目の交差点にあるオフィスビル〈青山ビルヂング〉が、大々的にリニューアル。ローマン&ウィリアムスにとってアジア初となる、〈AoyamaTreehouse(青山ツリーハウス)〉を中心とした本プロジェクトを通じて、その仕事の流儀に触れる。

・会員制施設〈AoyamaTreehouse〉

静寂と深いコミュニケーションを促す〈AoyamaTreehouse〉のメディテーションスペース。左がローマン&ウィリアムスのスティーヴン・アレッシュ、右がロビン・スタンデファー。
ブレインストーミングを円滑に進めるためにつくられた「ロータス・ルーム」。”幼い頃のクリエイティブなマインドセットを思い出させる”というデザインコンセプト。
「コネクト・ルーム」。〈Aoyama Treehouse〉の会員メンバーが休憩や交流、ミーティングを行うスペース。
静寂と深いコミュニケーションを促す〈AoyamaTreehouse〉のメディテーションスペース。左がローマン&ウィリアムスのスティーヴン・アレッシュ、右がロビン・スタンデファー。
ブレインストーミングを円滑に進めるためにつくられた「ロータス・ルーム」。”幼い頃のクリエイティブなマインドセットを思い出させる”というデザインコンセプト。
「コネクト・ルーム」。〈Aoyama Treehouse〉の会員メンバーが休憩や交流、ミーティングを行うスペース。
新しく生まれ変わった〈青山ビルヂング〉をチェックするために来日したローマン&ウィリアムスのふたりを訪ねると、彼らが待っていたのは、円形のスペースに可動式の木製列柱が並ぶ不思議な空間。

「ここは瞑想をするためのメディテーション・ルームです。靴を脱ぎ、ニュートラルな気持ちで人々が交流できるように、シンプルながらも豊かで深みのあるデザインを施しました」(ロビン・スタンデファー)

〈青山ビルヂング〉の2階・3階に誕生した〈AoyamaTreehouse〉は、リーダーシップやコラボレーションを強化する新たな働き方を実現するための会員制施設。リーダーやチームの可能性を最大限に引きだすような環境づくりがデザインの上でも求められ、ローマン&ウィリアムスは、必要に応じて家具もオリジナルでデザインするなど、細部にまでとことんこだわった。

・1Fエントランス&共有スペース

1階部分。インフォメーショングラフィックにもこだわり、各店舗のサインやパーキングの案内まで、細かくデザイン。
1階部分。インフォメーショングラフィックにもこだわり、各店舗のサインやパーキングの案内まで、細かくデザイン。
「高層ビルが建ち並ぶ東京は、まさにコンクリートの塊。華やかさの裏に、暗くてどんよりとしたムードが漂っています。1972年完成のこの建物は典型的なオフィスビルのように見えますが、ところどころにロマンティックな装飾が施されているのが印象的でした。これをヒントに、リニューアルでは複数の要素を多面的に組み合わせつつ、活気ある風景を作り出すことに注力しました」(ロビン・スタンデファー)

共有部分だけでなく、地下1階〜1階に入る飲食を中心としたテナントの店舗デザインも監修。廊下、待合室、エレベーターホールなど、あらゆる場所でローマン&ウィリアムスのデザインの魅力を目にすることができる 。「映画の1シーンのように、風景と人々が連続的に重なり合い、自然に融合していく様子をイメージした」と、二人は話す。