小寺慶子のレストラン予報|丸の内〈テクストゥーラ〉 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

小寺慶子のレストラン予報|丸の内〈テクストゥーラ〉

『カーサ ブルータス』2019年7月号より

中華とスペイン料理の競演に魅せられる人が続出するでしょう。

よだれ鶏、の三段活用(写真の料理は8,000円コースの一例)。タレを活用した楽しいプレゼンテーションで。
上は極上ツナサラダ、下は酢豚をアレンジしたカツサンド。
よだれ鶏、の三段活用(写真の料理は8,000円コースの一例)。タレを活用した楽しいプレゼンテーションで。
上は極上ツナサラダ、下は酢豚をアレンジしたカツサンド。
中華とスペインというふたつのジャンルの料理を交互に繰り出すコースで注目を集めている〈テクストゥーラ〉。築地〈一凛〉や鎌倉〈イチリンハナレ〉を手がけてきた齋藤宏文シェフの新店では、単なるジャンルの融合とは異なる新しいコースの形に出会うことができる。

そもそも中華料理人の齋藤さんがスペインをひとつの軸に、と考えたのは、中華とは異なる料理のようでありながら、そこにいくつかの共通点を見出したことがきっかけ。シンプルで酸味を生かした料理が多いこと、そして植物性の油を多用すること。"塩と油と酢"をキーワードに組み立てられたコース料理は、パンコントマテや麻婆豆腐など王道的な料理で構成されるが、ひと皿ひと皿に仕掛けを潜ませる腕力はさすが。

おなじみのよだれ鶏は、最初はそのままで。次に登場する餃子をそのタレにつけ、さらに山椒麵を投入し、締めは豆乳のスープを加えて堪能させる。奇をてらうことなく、流れるようにふたつのジャンルを楽しませるコースに、心がぐいぐい惹きこまれる。
オープンは4月23日。ワンプレートランチ(1,700円)も好評。
[予算]コースはひとり6,500円〜
コースは5,000円と8,000円の2種で昼夜共に同じ内容で提供。アラカルトメニューも用意。

[予約]レストランエリアは要予約
カジュアルダイニングとレストランエリアの2ゾーン構成。コースはレストランエリアでのみ提供。

[ドレスコード]スマートカジュアル
ふらりと立ち寄れる気軽さとレストランの優雅さを併せ持つ空間。スマートな装いで訪れたい。

TexturA

東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル1F TEL 03 6259 1144。11時〜14時(ランチ)、〜17時(ティー)、〜23時(ディナー)。ランチコースは12時〜、12時30分〜スタート。夜は18時〜23時。休みはビルの休館日に準ずる。

小寺慶子

こでらけいこ ファッション誌、レストラン誌などの編集を経て、フリーのライターに。好きな食べ物は1にも2にも肉料理。塊肉を見ると反射的にアドレナリンが放出!