〈焼肉トラジ〉が手がけるNYスタイルのステーキハウス|寺尾妙子のNEWSなレストラン | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

〈焼肉トラジ〉が手がけるNYスタイルのステーキハウス|寺尾妙子のNEWSなレストラン

焼肉界のレジェンド〈焼肉トラジ〉が肉に関する豊富な知識と経験を活かし、焼肉の技術にNYスタイルをミックスした最旬ステーキ〈ティーズ ステーキ ハウス〉をオープンした。

「カルテットステーキ」コース10,000円〜より選択可(写真は盛り付け例)。マッシュポテト、クリームスピナッチ。焼肉店発なので、タレ(ソース)も添えて。奥からトラジ秘伝のタレを加えた赤ワインソース、ホワイトクリームベースのペッパーコーンソース、ケチャップベースのトマトソース。相性のいいワインは豊かな果実味とスパイシーさを併せもつ「ジンファンデル2016/クロ・デュ・ヴァル」9,500円(ボトル)、カベルネ・ソーヴィニョン主体で力強い「紫鈴2013/ケンゾー・エステイト」25,000円(ボトル)などの赤。
厚切り焼肉の元祖であり、焼肉界のレジェンド〈焼肉トラジ〉が本店のある恵比寿駅近くのビル内に2019年2月、T’s STEAK HOUSE(ティーズ ステーキ ハウス)〉を開店した。「T’s」の「T」はトラジ、そしてTボーンステーキのT。目指したのはNYスタイルのオーセンティックなステーキハウスだ。

ステーキの研究と試行錯誤を重ねたというが、ベースには焼肉店で培った、肉のおいしさを最高に引き出すための目利きやカットの技術がある。
「カルテットステーキ」コース10,000円〜より選択可(写真は2人前)。左奥より時計回りにUSプライムグレードビーフ、USプライムグレードのハラミ、ラムチョップ、和牛サーロイン。庫内が400度にもなる高温オーブンに何度も入れた皿の縁は焦げて真っ黒!
看板メニューは、28日間ドライエイジングさせたUSプライムグレードビーフ(米国産牛肉格付けトップの肉質)のTボーンステーキ(2人前16,000円〜)。ブルックリンにある〈ピーター・ルーガー ステーキハウス〉をはじめ、NYの名ステーキハウス御用達のブロイラーオーブンに入れて表面をこんがり、中をジューシーに仕上げる。表面に置いたバターと一緒に焼き上げることで、肉汁とバターが混ざり合い、旨みたっぷりのソースができる。

USプライムグレードビーフを、Tボーンで存分に味わうのもいいが、この店ならでは、4種類の肉を盛り合わせた「カルテットステーキ」もおすすめだ。

肉ごとに切り分ける厚さや焼き時間も変えて、それぞれの個性を際立たせている。3.5cm超の厚さにカットしたUSプライムサーロインは、甘い脂とガッシリ焼き目をつけた赤身の深い旨みが特徴的。比較的薄切りで軽く焼かれた黒毛和牛のサーロインはまろやかな脂の甘みを感じると同時に、サクッと歯切れがいい。ラムチョップは骨周りが香ばしく、しっとりやわらか。そして母体が焼肉店ならではの部位、USプライムグレードのハラミも厚切りで登場する。真っ赤な色味通り、濃厚な肉の味わいに思わず、ワインが欲しくなる。
「シーフードプラッター」1人前4,500円(写真は2人前)。新鮮で甘い魚介類はそのまま何もつけなくても美味。好みでカクテルソース、生トマトのサルサを添えても。
他のメニューもNYスタイルを踏襲。活ロブスターやジャンボシュリンプのスチーム、北海道産ホタテのマリネ、サーモンマリネなどがダイナミックに盛られた「シーフードプラッター」など、ボリューム感も本場っぽい。