
セブンチェア
Series 7 (1955)
by ARNE JACOBSEN(アルネ・ヤコブセン)
- Editor: Wakako Miyake
- Text: Takahiro Tsuchida
- Supervisor: Tomomi Nagayama
《アリンコチェア》から3年後、技術の進歩に後押しされて、ヤコブセンによる北欧家具史上トップクラスのヒット作が誕生した。成形合板の座面は幅が広く、より立体的になり、背もたれも大きい。何より背のくびれの形が大幅に変更されている。現在までに世界で800万脚以上が販売され、日本でもダイニングの定番としておなじみ。部屋の片隅に脚あってもいいし、大きなホールに数百脚が並んでも絵になる。アノニマスな風情がありつつ、フォトジェニックな椅子として伝説も多い。まさに北欧デザインの神秘である。70,400円〜(2023年2月現在)。(フリッツ・ハンセン東京 TEL 03 3400 3107)