マセラティ《グレカーレ》で、山形の〈荘銀タクト鶴岡〉〈ショウナイホテル スイデンテラス〉を巡る旅。
『カーサ ブルータス』2025年1月号より
| Vehicle, Architecture, Design, Travel | PR | photo_Masahiro Okamura text_Kazuhiro Nanyo editor_Shigeo Kanno
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〈マセラティ〉の《グレカーレ》と〈荘銀タクト鶴岡〉。独特の反りを持つ屋根の一部は、ほぼ平屋造りに近い高さ(低さ)。旧藩校をパノラミックに借景としたエントランスホールも必見だ。

〈ショウナイホテル スイデンテラス〉は、庄内平野らしい田園風景が広がるフラットな景観と、土や草の懐かしい匂いなど、四季折々の変化を映し出す建築と居心地のいい空間。

写真家・土門拳の作品、約135,000点を収蔵した〈土門拳記念館〉と〈マセラティ〉の《グレカーレ》。

最初に訪れたのは山形県寒河江市の築100年超の石造りの工場を再生したセレクトショップ〈GEA〉。伝統的なブランドでありながらも、現代的なSUVらしさも併せ持つ《グレカーレ》は、最新の空間にも馴染む。

〈GEA〉の店内。ポルトガルのカトラリー「クチボール ゴア」から美濃焼、山形鋳物まで、クラフトなアイテムが幅広く並ぶ。

夕方にかけて約90kmを移動し、〈ショウナイホテル スイデンテラス〉へ。日が沈むと、広い空を覆う雲が宵闇の青に染まっていく。

ジャバラ状の屋根によって、内部に大空間を実現。四季によって印象が変わる〈ショウナイホテル スイデンテラス〉の中庭。

〈マセラティ〉を象徴する意匠といえば、エンジンルームから穿たれたボディサイドの3連ベントと、ブーメラン形のリアランプ。

リアランプは1990年代のGTカー《3200GT》に由来する、伝統のディテールだ。
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