FOOD
ダンデライオン・チョコレートの京都東山一念坂店は佐野文彦デザイン!
May 12, 2018 | Food, Architecture, Travel | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa
4月末にオープンした〈ダンデライオン・チョコレート京都東山一念坂店〉は、建築家・佐野文彦が築100年を超える古民家をリノベーション。カカオ体験の新しい可能性を追求する、《CACAO BAR》も併設している。
2018年4月、〈ダンデライオン・チョコレート〉が同社初の試みとなる、カカオを丸ごと味わえる《CACAO BAR》と、Bean to Bar チョコレート カフェの複合店舗〈ダンデライオン・チョコレート京都東山一念坂店〉をオープンした。
〈ダンデライオン・チョコレート〉は、2010年にアメリカ・サンフランシスコに創業。創業時から、カカオ豆の仕入れから製品化までを一貫して自ら行う少量生産のBean to Bar チョコレートを追求している、先駆者ともいえる存在だ。
〈ダンデライオン・チョコレート〉は、2010年にアメリカ・サンフランシスコに創業。創業時から、カカオ豆の仕入れから製品化までを一貫して自ら行う少量生産のBean to Bar チョコレートを追求している、先駆者ともいえる存在だ。
その〈ダンデライオン・チョコレート〉が新たな店舗の場所に選んだのは、文化庁の伝統的景観保全地区として保護されている、今なお雅な京の風情を感じることができるエリアだ。店舗は京都市の指定伝統的建造物にも指定された、築100年を超える重厚感ある日本家屋を利用。
数寄屋大工という異例の経歴を持つ建築家・佐野文彦がリノベーションを手がけた。佐野は吉野の杉をふんだんに使用し、伝統の味わいと背筋が伸びるような洗練さをあわせもつ佇まいに仕上げている。
国内4店舗目にして初の関西エリア進出となる京都東山一念坂店には、新業態の《CACAO BAR》を設置。原料となるニブやカカオパルプ(果肉)などにシングルオリジンのカカオ豆を多面的に使用し、その個性と魅力を余すところなく引き出した「デザート」とアルコールとの斬新なペアリングを提案。カカオ豆の個性と魅力を多面的に引き出す。なお、《CACAO BAR》は6月からは予約制による営業を開始する予定だ。
また、カフェでは京都限定メニューに加え、毎朝店内のキッチンで焼き上げるペストリーを販売。他店舗にはない初のギフトショップでは地元・京都の〈SOU・SOU〉や〈亀屋良長〉とのコラボ商品や京都限定商品なども取り揃えた。