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500年以上の歴史を持つ嬉野茶を体感する、新たな場所【佐賀シティガイド】
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500年以上の歴史を持つ嬉野茶を体感する、新たな場所【佐賀シティガイド】

| Food, Travel | casabrutus.com | photo_Kenya Abe   text_Housekeeper

佐賀県西部に位置する嬉野(うれしの)市は日本有数のお茶の生産地。室町時代に明より伝来し、500年以上栽培し続けられてきた嬉野茶の魅力を伝えるべく生まれた場所と、それを手掛ける人物に話を聞きました。

嬉野のお茶農家、〈副島園〉副島仁さん(左)と〈茶屋二郎〉松田二郎さん(右)。2人は師弟関係で、お互いの茶畑もそばにある。
嬉野のお茶農家、〈副島園〉副島仁さん(左)と〈茶屋二郎〉松田二郎さん(右)。2人は師弟関係で、お互いの茶畑もそばにある。
〈副島園〉は3代続くお茶農家。土づくりからこだわり、無農薬のお茶を栽培している。2021年には〈和多屋別荘〉内に副島園本店を開業した。
〈副島園〉は3代続くお茶農家。土づくりからこだわり、無農薬のお茶を栽培している。2021年には〈和多屋別荘〉内に副島園本店を開業した。
〈副島園〉で修行を積んだ松田さんが3年前に開業した〈茶屋二郎〉。全国でワークショップを行うなど、嬉野茶を広める活動を精力的に行っている。
〈副島園〉で修行を積んだ松田さんが3年前に開業した〈茶屋二郎〉。全国でワークショップを行うなど、嬉野茶を広める活動を精力的に行っている。
ぐり茶と呼ばれる、丸い茶葉が特徴の嬉野茶。味が凝縮された柔らかい葉のみを収穫するため、この形状となる。
ぐり茶と呼ばれる、丸い茶葉が特徴の嬉野茶。味が凝縮された柔らかい葉のみを収穫するため、この形状となる。
嬉野のお茶農家、〈副島園〉副島仁さん(左)と〈茶屋二郎〉松田二郎さん(右)。2人は師弟関係で、お互いの茶畑もそばにある。
〈副島園〉は3代続くお茶農家。土づくりからこだわり、無農薬のお茶を栽培している。2021年には〈和多屋別荘〉内に副島園本店を開業した。
〈副島園〉で修行を積んだ松田さんが3年前に開業した〈茶屋二郎〉。全国でワークショップを行うなど、嬉野茶を広める活動を精力的に行っている。
ぐり茶と呼ばれる、丸い茶葉が特徴の嬉野茶。味が凝縮された柔らかい葉のみを収穫するため、この形状となる。
2022年9月に西九州新幹線が開業し、他県からのアクセスも格段に良くなった嬉野。温泉街として著名なエリアだが、実はお茶が盛んに生産されている場所でもある。

「嬉野茶の歴史は深く、室町時代に明からやってきた唐人が陶器の技術とともにお茶栽培を伝えたのがルーツとされています。栄養を多く溜め込む粘土質の土と、寒暖差の大きい盆地の地形が生んだ、味が濃く力強いお茶が特徴です」

と教えてくれたのは、嬉野でお茶畑を営む〈副島園〉副島仁さんと、〈茶屋二郎〉松田二郎さん。嬉野茶の魅力を全国により広めるため、地元農家を中心に結成された〈嬉野茶時〉のメンバーとしても活動し、嬉野茶を体感できる場づくりを行っている。

●嬉野の絶景とともに圧倒的な一杯を味わう。

茶畑に囲まれた空間で、味わうお茶は格別。
茶畑に囲まれた空間で、味わうお茶は格別。
一面緑の茶畑の中にポツンと現れるのが〈天茶台〉。5年ほど前、〈副島園〉内に作られたこの場所では、茶農家やコンシェルジュによるティーセレモニーを体験することができる。

「温泉旅行に行くように、一杯のお茶を目的に嬉野に来て欲しい。そんな思いから生まれたのが〈天茶台〉です。圧倒的な一杯とは、それが作られたお茶畑でお茶を飲むことだと僕は考えています。お茶を生産する場所としてだけではなく、空間としての茶畑の魅力をこの場所で感じていただきたいです」(副島さん)
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