FOOD
〆は深川めし! 東京の下町、門前仲町のイタリアン〈ピッコラ ポルタ〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン
| Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
東京・富岡八幡宮の真向かいにオープンした〈ピッコラ ポルタ〉は福井から産直で届く食材が主役のイタリアン。日本海側で育った魚や野菜の力強さに、感動!
日本海に面する福井県は越前蟹が有名。ほかにもおいしい食材が多いが、東京ではなかなか出会うことがない。
「福井の漁場は暖流と寒流が交わる海域。魚のエサとなるプランクトンが豊富です。流れが厳しい環境ですから、味がよくて身が引き締まった魚が育つんです」とシェフ、松崎芳洋は語る。
そんな福井の魚を中心に、7,000円のディナーコースでは料理の〆に深川めしを出す。
「地元に愛される店になるようにという願いを込めて、江戸の下町名物、深川めしをメニューに取り入れました。お米は福井産いちほまれ。お茶漬け用の出汁も福井の魚のアラでとっています」(松崎)。
「福井の漁場は暖流と寒流が交わる海域。魚のエサとなるプランクトンが豊富です。流れが厳しい環境ですから、味がよくて身が引き締まった魚が育つんです」とシェフ、松崎芳洋は語る。
そんな福井の魚を中心に、7,000円のディナーコースでは料理の〆に深川めしを出す。
「地元に愛される店になるようにという願いを込めて、江戸の下町名物、深川めしをメニューに取り入れました。お米は福井産いちほまれ。お茶漬け用の出汁も福井の魚のアラでとっています」(松崎)。
「妻の実家が福井ということもあって、地元のツテで最高の食材が手に入るんです」(オーナー兼サービス、小口豪)
アラカルト一番人気は前菜「福井サーモンの低温調理」。福井の海は、水温が20度以下でしか育たないトラウトサーモンの生育にぴったりということで生まれたブランド食材「ふくいサーモン」は脂のノリが上品。しっとりした食感と爽やかな後味に高級感がある。
ほか、スズキなどメインに登場する魚介類はおしなべて、エレガントな味わい。驚くほど甘い福井・鯖江一帯で栽培される伝統野菜、吉川ナスをはじめとする野菜はみずみずしく滋味深い。何を食べても福井の海と大地のパワーが感じられる。
アラカルト一番人気は前菜「福井サーモンの低温調理」。福井の海は、水温が20度以下でしか育たないトラウトサーモンの生育にぴったりということで生まれたブランド食材「ふくいサーモン」は脂のノリが上品。しっとりした食感と爽やかな後味に高級感がある。
ほか、スズキなどメインに登場する魚介類はおしなべて、エレガントな味わい。驚くほど甘い福井・鯖江一帯で栽培される伝統野菜、吉川ナスをはじめとする野菜はみずみずしく滋味深い。何を食べても福井の海と大地のパワーが感じられる。
福井の魚はパスタでも存在感を発揮する。イサキ、甘鯛、イカ、サワラを白ワインなどで煮込んだラグーを和えたタリオリーニや赤海老のアーリオ・オーリオなどが季節ごとに顔を出す。
冬には越前蟹も登場予定。小さな扉(ピッコラ ポルタ)を開ければ、四季折々の福井の味覚が待っている。

〈Piccora Polta(ピッコラ ポルタ)〉
東京都江東区富岡1-25-4NICハイム八幡203 TEL 03 6458 5555。16時〜22時LO(自粛要請期間は19時LO)。日曜休(2021年8月8日〜15日休)。昼はパスタランチ1,800円、コース3,500円、5,000円。夜はコース7,000円、前菜1,600円〜。パスタ1,600円〜、メイン2,800円〜。ワインはグラス800円〜、ボトル6,000円〜。ノンアルコールカクテル600円〜。2020年5月オープン。

寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。
