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ボスケの緑化マットで、もっと自由な屋上庭園を!
『カーサ ブルータス』2019年8月号より
August 9, 2019 | Design, Architecture | PR | photo_Tomoo Ogawa text_Yoshinao Yamada illustration_Kenji Oguro
既存の住宅ではなかなか実現が難しい屋上緑化。その夢を簡単に叶えてくれる、緑のマットがありました。建築家の岩瀬諒子さんとともに、その秘密を探ります。
私たちの暮らしに植物は欠かせない。しかし、より豊かな緑の環境を作ることに難しさを感じている人も多いのではないだろうか。そんな中、屋上やベランダ、壁面などに新たな「緑の可能性」を生み出すと注目を集め始めている造園会社がある。それがボスケだ。
この会社の特技は薄層緑化。文字通り薄い基盤材を使った緑化だ。基盤材とはつまり土のマット。屋上緑化等のための芝生のマットは比較的目にするが、ボスケのすごさは50cm四方で厚さ15cmしかないマットに樹木が生えることだ。そしてさまざまな植物のマットを配置していくことで、簡単に庭園が作れてしまう。例えば前ページ写真の屋上庭園の施工日数はわずか10日! 超短期間で、既存のビルの屋上が樹木が生い茂る庭園となるのだ。
この会社の特技は薄層緑化。文字通り薄い基盤材を使った緑化だ。基盤材とはつまり土のマット。屋上緑化等のための芝生のマットは比較的目にするが、ボスケのすごさは50cm四方で厚さ15cmしかないマットに樹木が生えることだ。そしてさまざまな植物のマットを配置していくことで、簡単に庭園が作れてしまう。例えば前ページ写真の屋上庭園の施工日数はわずか10日! 超短期間で、既存のビルの屋上が樹木が生い茂る庭園となるのだ。
そこで、このマットの実力を探るべく建築家の岩瀬諒子さんとボスケの農園と屋上庭園(PSCスカイガーデン)を訪ねた。
岩瀬さんは木津川沿いの堤防のリノベーション〈トコトコダンダン〉の設計で一躍注目を浴びた、土木、ランドスケープ、建築を横断する新たなタイプの建築家。日本造園学会賞も受賞している岩瀬さんだが、ボスケ農園で目撃した薄さ15cmのマットに多種多様な樹木が育っている光景にはかなり驚いた様子だ。
「この薄さにどうして高木の根が収まるのでしょうか……。基盤材をどのように固定するのかも気になります」
薄さの秘密はスポンジのようにポリプロピレン製の糸が絡み合っている点だ。そこに用土を擦り込んで植物を根付かせる。幅・奥行きともに50cmに対し樹種別3種のマットの厚さは5・10・15cmと非常に薄い。しかし、こんなに薄くて本当に大丈夫なのだろうか?
「隣接するマットの植物同士の根が絡み合うのでしっかりと固定されるようになります。昨年、記録的な暴風で多数の木が倒れた台風24号でも倒木した事例はありません」と話すのは、ボスケで植物育成や施工を担当する田中静正さんだ。そして育つ高さも、植物の扱い方も、一般的な樹木となんら変わらないという。
岩瀬さんは木津川沿いの堤防のリノベーション〈トコトコダンダン〉の設計で一躍注目を浴びた、土木、ランドスケープ、建築を横断する新たなタイプの建築家。日本造園学会賞も受賞している岩瀬さんだが、ボスケ農園で目撃した薄さ15cmのマットに多種多様な樹木が育っている光景にはかなり驚いた様子だ。
「この薄さにどうして高木の根が収まるのでしょうか……。基盤材をどのように固定するのかも気になります」
薄さの秘密はスポンジのようにポリプロピレン製の糸が絡み合っている点だ。そこに用土を擦り込んで植物を根付かせる。幅・奥行きともに50cmに対し樹種別3種のマットの厚さは5・10・15cmと非常に薄い。しかし、こんなに薄くて本当に大丈夫なのだろうか?
「隣接するマットの植物同士の根が絡み合うのでしっかりと固定されるようになります。昨年、記録的な暴風で多数の木が倒れた台風24号でも倒木した事例はありません」と話すのは、ボスケで植物育成や施工を担当する田中静正さんだ。そして育つ高さも、植物の扱い方も、一般的な樹木となんら変わらないという。
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