【ミラノ・デザインウィーク】〈フロス〉からジャスパー・モリソンの新作照明が登場。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

【ミラノ・デザインウィーク】〈フロス〉からジャスパー・モリソンの新作照明が登場。

イタリアの照明ブランド〈フロス〉から、ジャスパー・モリソンの《Superloon》以来の新作《Oplight》が「ミラノ・デザインウィーク2021」に合わせて発表された。今回ジャスパーがこだわったのは、どんな空間にも溶け込み、心地よさをつくる上質な光。ジャスパー自身が展示ディレクションした会場で、話を聞いた。

《Oplight》のバリエーション全てで空間をインスタレーション。 photo_Francesco Caredda
ミラノ・デザインウィークでは2年に一度、照明がフォーカスされる「エウロルーチェ(EUROLUCE)」がやってくる。2021年、今年は、その照明の年にあたる。例年よりも出展数は少ないが、各社、センスを競う照明を発表していた。

ミラノ市内中心部のコルソモンフォルテは照明ブランドの多くが軒を連ねる照明ストリートで、その中でも〈フロス〉はストリートの一番の目印になっている。〈フロス〉はショップと隣の〈フロススペース〉を併設していて、その年の一番目玉となる新製品を開放感ある中庭が気持ち良い大空間、〈フロススペース〉で展開する。今回は空間全体をジャスパー・モリソン自らによるデザインディレクションで、《Oplight》とその開発プロセスやスケッチ、中の構造の隅々までを公開していた。
《Oplight》表面がザラ付きのあるアンスラサイト(無煙炭)とホワイト、メタリックグレー、そしてサテンブラックの4種類の仕上げがある。正面から見ると、まるで《GLO-BALL》と同じように見えるオーバル形だ。
《Oplight》は16wと25wの大小2タイプあり、空間の大きさに合わせてセレクトできる。日本での発売は来春の予定。
このような何気ない日常のシンプルな空間まで溶け込み、生活をよりシンプルに仕上げてくれる効果が《Oplight》にはある。 photo_Jasper Morrison Studio
《Oplight》は、ジャスパーの名作《GLO-BALL》を平たく潰したようなブラケットライト(壁付の照明)。空間を邪魔することなく、彼のデザインコンセプトの核をなす「スーパーノーマル」を体現するデザインだ。《Oplight》のプロジェクトは、ちょうど新型コロナウィルスで世界中がパンデミックとなった2020年、ちょうど1年前から始まったそう。名前の由来は “オプティカル(Optical)。光学的に設計され無駄なく光が広がるよう効率を考えた形になっている。
ジャスパー・モリソン。新作《Oplight》の展示スペースにて。 photo_Hiroe Tanita
内部のLEDの構成やカバーとの関係を説明するジャスパー。 photo_Hiroe Tanita
一つひとつ丁寧に説明しながら展示会場を案内してくれるジャスパー。中のLEDを差しながら「LEDの配置もデザインした。ポリカーボネートのカバーは美しく壁面を照らせるよう偏光できる工夫が施されている」と話す。少しでも視界に光が直接入ってこないよう、カバーと照明部分が合わさるエッジの部分も光が漏れないようこだわったのだそうだ。

「デザインと機能は一緒にあるべき」と語り、採用したLEDについても、「最近のLEDは白熱光のハロゲンに限りなく近づいてきていて、質が格段に上がっている。その上質なLED光が壁面を照らしながら空間全体を間接光として広がっていく柔らかな光になる。それが心地よさをつくる」とも話してくれた。
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