バウハウスをテーマにした“織田コレクション”、7月3日まで。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

バウハウスをテーマにした“織田コレクション”、7月3日まで。

バウハウス創設100年を記念して、北海道の〈東川町複合交流施設せんとぴゅあⅠ・ギャラリー1〉で椅子研究家、織田憲嗣のコレクションが展示されている。

ドイツの建築家、デザイナーのルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの〈バルセロナチェア〉。1929年のバルセロナ万国博覧会でドイツパビリオンの開会レセプションにスペインの国王夫妻を迎えるためにデザインされた。
現代のデザインの礎を作ったと言われるバウハウスが創設して今年で100年目。これを記念し〈東川町複合交流施設せんとぴゅあⅠ・ギャラリー1〉でバウハウス展が開催中だ。家具デザイナー、椅子研究家として知られる織田憲嗣が収集してきた、貴重なコレクションを通してバウハウスの魅力を紹介している。
バウハウスの主要なデザイナーの家具を製作しているKnoll社では、建築家でもあり、デザイナーのエーロ・サーリネンの椅子も手がけている。《ウームチェア》は、胎児のように、座面に脚を上げてくつろぐことができる作りに。しかも名前のウームは「子宮」を意味するから納得だ。
展示はバウハウスで学び、教鞭を取ったデザイナー、マルセル・ブロイヤーや第3代校長を務めた、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、創立者でありドイツの建築家、ヴァルター・グロピウスなど、バウハウスに関わった重要人物たちがデザインした椅子13脚と椅子の図面を中心に、書籍などの関連資料が展示されている。中でも注目したいのは織田コレクションの一つでもある、日本人初の留学者だった山脇巌・道子夫妻の絶版となったエッセイ集『欅』。留学時の回想を含む計96篇を納めれられ、日本人の視点で当時の実情を垣間見ることができる。

今もなお、建築、絵画、舞台芸術といったジャンルの垣根を超え、建築家、デザイナーに大きな影響を与え続けているバウハウス。その魅力を椅子研究家、織田憲嗣が長年収集してきた貴重なコレクションから探ってみたい。

『創設100周年記念バウハウス展ー織田コレクションからー』

〈東川町複合交流施設せんとぴゅあⅠ・ギャラリー1〉北海道上川郡東川町北町1-1-1。TEL0166 74 6801。〜7月3日。月曜休。10時〜17時。入場無料。