
東京都立大島公園 動物園
Oshima Park(1935年)
- Text: Rie Nishikawa
1935年開園。伊豆大島のダイナミックな景観を活かしたユニークな動物園。南の島らしいヤシの木が植えられ、ツバキなどの自生林が自然のままに残っている。また過去の噴火で発生した溶岩でできた〈サル島〉は日本最大級。そこにワオキツネザルとバーバリーシープが群れで仲良く暮らし、その向こうには太平洋の海が広がっている。マダガスカル島に生息するワオキツネザルは、白黒の輪(ワ)を積み重ねたような尾(オ)を持つ原始的なサル、北アメリカの岩場や砂漠など過酷な環境に暮らすバーバーリーシープはオスもメスも角を持ち、ヒツジとヤギの中間のような見た目で、それぞれ国内最多飼育頭数を誇る。●9時〜17時。無休。入園無料。