
北の大地の水族館
KITA NO DAICHI NO Aquarium(1978年)
- Text: Rie Nishikawa
1978年開館。水族館プロデューサーの中村元が手がけ、2012年にリニューアル。小さな施設ながら世界初や日本初の水槽があるのが自慢だ。日本初の〈滝つぼ水槽〉は、頭上から大量に流れ落ちる滝を下から見上げるドーム状の水槽で、激流を再現。また北海道の季節の移り変わりと共に、冬に凍る川の水槽は世界初。激流に流されずに泳ぐ魚や凍った川の底で暮らす魚の力強い姿を見ることができる。この水族館がある〈おんね湯温泉〉は、アイヌ語で「大きなお湯」の意味。旭川から車で約2時間、北見の奥座敷と言われる秘湯である。巨大な淡水魚イトウなど、ミネラル豊富な地下水や温泉水で育った川の生き物に出会える。●8時30分〜17時(変更あり)。4月8日〜14日、12月26日〜1月1日休。入館料670円。