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ジャン・プルーヴェ自邸とアトリエ
BEST ARCHITECTURE

ジャン・プルーヴェ自邸とアトリエ

Le maison de Jean Prouvé(1954), et le bureau des Atliers(1947)

by Jean Prouvé

  • Text: Masae Takata

自邸は1954年、アトリエは1947年竣工。設計:ジャン・プルーヴェ。アールヌーボーの拠点として知られる北フランス、ナンシー。プルーヴェが人生の大半を過ごしたこの町に建てた自邸は、丸窓の金属パネル、天井を支えるポルティーク、ギロチン窓など、彼の建築の特徴が凝縮されたプレハブ住宅。マクセヴィルの工場から運んだ建材を、家族と友人の手だけで、ひと夏で組み立てたという。東西に細長く、中央のサロンの大きなガラス窓から町を見下ろすこの家を、プルーヴェは「ル・ワゴン(車両)」と呼んだ。アトリエはマクセヴィルの工場で使用していた事務所を移築したもの。8×8mの金属構造の小屋は、量産型プレハブ住宅のプロトタイプだ。

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