
バルセロナ・パビリオン
Mies Van Der Rohe Pavilion(1929/1986)
by Ludwig Mies van der Rohe
- Photo: AFLO
- Text: Naoko Aono
- Editor: Ai Sakamoto
1929年竣工、1986年再建。設計:ミース・ファン・デル・ローエ。水盤の上にガラスの壁が浮いているようなパビリオン。1929年のバルセロナ万博ドイツ館として建てられ、万博終了後解体、86年にできるだけオリジナルに忠実に再現された。白く、天井に余計なものが取りつけられていないフラットな屋根を十字形の細い柱が支える。壁は構造体ではないので、自由な位置に置ける。鉄、ガラス、大理石によるモダニズムの理想を体現する建築だ。