
カッパドキア
Cappadocia
- Photo: AFLO
- Text: Chihiro Kurimoto
- Editor: Ai Sakamoto
紀元前5000年以降の噴火で積み重なった火山灰と溶岩が、数千年かけて浸食されたことによりできた大地。標高1,000mを超えるアナトリア高原中央部に、キノコや煙突のような形をした巨大な奇岩がそびえる。また、主にビザンチン時代に人が居住していたと考えられている地下都市が数十以上も存在するとされている。奇岩群の中にあるギョレメ村には屋外博物館があり、壁面のあちこちに穴が開いている。これはキリセと呼ばれる岩窟教会で、内部ではフレスコ画を見ることができる。1985年、ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群は、複合遺産として世界遺産に登録。