FOOD
ミラノに現れた ”世界一美しいスターバックス”。
『カーサ ブルータス』2018年12月号より
November 13, 2018 | Food, Travel | a wall newspaper | photo_Francesco Dolfo, Joshua Trujillo text_Nahoko Funabiki
バール文化が根づいた地元民に受け入れられるのか?
「1983年、ミラノのバールで見たバリスタと客のやりとりに心を奪われました。そこで生まれる自由な人と人の繋がりの瞬間。ミラノでのオープンはスターバックスの歴史の原点にようやく辿り着いたということなのです」と語るのは名誉会長のハワード・シュルツ氏。35年の歳月をかけ、ついにこの9月にオープンしたのは世界で最も美しいスターバックスと自負する〈スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ〉。
焙煎機を置き、パッケージングまでを行う世界で3つしかない店舗だ。店内は、郵便局を改装した巨大空間。天井をパイプがつたい、その中を焙煎されたばかりの豆が飛び交う様子は、まるでコーヒーのテーマパーク。味にうるさいミラネーゼも特別な体験を求め、なんと初日には2時間待ちの行列をつくった。バール文化に加え、新たなコーヒーカルチャーも受け入れられそうだ。
スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ
〈Starbucks Reserve Roastery Milano〉Piazza Cordusio 3 Milano 7時〜22時。無休。