
アンコール・ワット
Angkor Wat(1100〜1200)
- Photo: AFLO
- Text: Chihiro Kurimoto
- Editor: Ai Sakamoto
12世紀建立。アンコール遺跡群の中でも最大級の規模を誇る寺院遺跡。アンコール王朝のスーリヤヴァルマンII世によりヒンドゥー教寺院として建立された。王の死後は霊廟となり、のちに仏教寺院に。 1992年には、世界遺産に登録された。アンコール・ワットの境内を囲むのは、東西1,500m、南北1,300m、 幅190mの濠。 左右対称に均整のとれた建物は細部まで装飾され、薄く刻まれた文様が寺院の壁面や柱を覆う。アンコールワット寺院の西側にあたる正門前から望む朝日は素晴らしく、寺院の後方から日が昇り、池に光が反射して見える。夕日はプノンバケン遺跡の頂上からだと、360度の大パノラマで見られる。